TOP > 先輩社員の声 > 滝沢 雅俊
2019年にSUBARUに入るまで、私は前職で10年ほど、カーナビやカーオーディオ等の車載機器のソフトウェア開発に携わっていました。特に後半はコネクティッドが注目され始めたときで、アメリカのITジャイアントとの協業で、スマホと車載機器をつなげるアプリを世界で先駆けて開発するプロジェクトに参画。可能性・将来性にあふれていると肌で感じて、ぜひコネクティッドのサービス開発に打ち込みたいと望むようになったのです。同時に、ハードやソフトやサービスを実際に使うエンドユーザーに近いところで仕事をしたいと思うなかで、「コネクティッドの中心はカーメーカー。そこで、クルマやドライバーを支えるサービスを開発・運用してこそ、ユーザーのリアルな姿を目の当たりにできる」と、SUBARUへの転職を決めました。前職での体験から、ITの最先端を追究するなら、やはりアメリカでアメリカのパートナーと連携して進めるほうがエキサイティング。その点SUBARUは北米が主力市場で、個性的なSUVに的を絞って人気を集めている。組織も少数精鋭体制だけに、きっと独創的な開発の機会に恵まれると期待できたのも、決め手のひとつでした。
入社して約3年、予想以上に密度の濃い日々が続いています。自由度が高く、裁量が大きいうえ、コネクティッドは新しい技術分野だけに開発のプロセスが確立しきれていない分、自分たちでマイルストーンを決めて、周りを巻き込みながら、自発的にゴールを目指して進めるからです。具体的に私はシリコンバレーのパートナーや他の自動車メーカーと協業して、SUBARUのクルマとつながるスマホアプリやサーバーの開発・運用に取り組んでいます。特にアメリカ市場では「タッチからボイスへ」と音声認識を活用したサービスにシフトしています。画面を見たり触ったりする必要がなく、すべて声で安全・安心に操作できる仕組みを検討しております。もちろん北米のSUBARU販社、ミシガン州の研究開発拠点、シリコンバレーのIT企業等との協業ですから、毎週リモートで会議を開いて意見を交換していますし、コロナ禍の前まではクォーターに1回のペースで出張。東京・恵比寿のオフィスを本拠に、アメリカをメインステージに、自分でクルマを走らせてテストし、その結果の評価を行ったり、ユーザーに使ってもらって生の声を聞いたりするなど、フルパワーで活動してきました。今後もSUBARUならではの安全・安心を追究したコネクティッドサービスに対する期待は高まるばかりですし、可能性に満ちた未来が待っていると思うと、夢は広がるばかりです。