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  • 現場の声【生産技術部】

実務を経験して、生産技術の面白さに目覚める。

前職は自動車部品メーカーで4年ほど、排気系部品の開発に携わりました。最初は設計志望でしたが、製品設計と生産技術、両方の実務を体験していくうちに、ジグと設備と工程の企画・設計・導入から量産後のトラブルシュートまで、自分が主体になってものづくりを推進できる生産技術の面白さに目覚めました。

ただ、自動車のものづくりは完成度が高いだけに先が見えている感じで、学部と院で航空宇宙工学を専攻したこともあって、航空機の生産技術に関わりたいと思うようになりました。そんな時にネットで、SUBARUの航空宇宙カンパニーが生産技術職の中途採用を行っていると知り、『チャンスだ』とピンときて応募したのです。

面接の時に、部長が「他人の庭を掃きにいくような仕事ができる」と語っていたのも魅力でした。何でもやってみたいタイプでしたし、組織が大き過ぎないぶん、縦割りではなく、いろいろ挑戦できる、生産技術エンジニアとして幅広くキャリアを伸ばせると感じたからです。

会社も自分も初めての設備を立ち上げる醍醐味。

タイミングにも恵まれました。私が入社した2016年は、民間向けの新型ヘリコプターをアメリカのベル社と国際共同開発するビッグプロジェクトがスタートして間もない時で、ローターブレード(回転翼)の骨組みになる複合材部品を生産する設備導入の担当を任されたのです。SUBARUでは初めての新しいつくり方で、金属材料の経験しかなかった私にとっても未知の世界。いきなり「アメリカに出張して勉強してこい」と命じられ、驚くと同時に、またとない重責を担うことができて、「初仕事が嬉しい大仕事」になりました。

航空機の開発は長期にわたるため、その後、自分なりに考えて、レビューを受けてを繰り返しながら、仕様を決めメーカーを選定。2020年以降の量産を視野に、現在は立ち上げの段階に入ったところです。生産技術では、実際にものづくりが始まってから、現場でさまざまな問題が起こりがちなだけに、この先も難関が続くと覚悟しています。でも、その成果が近い将来、世界の空を舞うのだと思うと、これ以上の楽しみはありません。

最後にひとつ、SUBARUの生産技術部門のワークライフバランスは抜群です。休日出勤はほとんどなく、残業も限られるうえ、有休は私の場合、月に1日のペースで取得…と、家族との時間をしっかり取れるので、妻子ともども満足しています。

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