人財:ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) HOME サステナビリティ 社会 人財:人財育成 人財:ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) 人的資本の考え方 人財育成 ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) 労働安全衛生 健康経営 ワークライフバランス 労使コミュニケーション 従業員データ ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) メニュー 考え方・方針 体制・マネジメント 取り組み・実績 考え方・方針 SUBARUグループは、サステナビリティ重点6領域として「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」を掲げて推進しています。 全従業員が持つ様々な個性や価値観、経験、経歴などに基づき育まれてきた能力が十分に発揮されることでイノベーションが創出され、SUBARU独自の持続的な価値創造が実現すると考えています。性別、国籍、文化、ライフスタイルなどの多様性を尊重し、誰しもが持ち合わせる多様な個性を活かし、最大限に発揮できる組織づくりや働きやすい職場環境の整備を進めることで、多様な個が一丸となり世界最先端の「モノづくり革新」「価値づくり」の実現を目指します。そして、これらを通じて、SUBARU独自の持続的な価値創造を実現していきます。 体制・マネジメント 推進体制 SUBARUでは、人事部ダイバーシティ推進室がダイバーシティを統括しています。「女性活躍」「障がい者雇用」「シニア層の活躍」「外国籍従業員雇用」「LGBTQ+」をテーマに掲げ、なかでも女性活躍推進を最重要課題と認識しています。活動内容は定期的に経営会議や役員と共有しています。 目標と指標 <女性活躍> 意思決定層の多様化を目指し、女性管理職の育成においては、「2025年までに女性管理職数を2021年度時点の2倍以上」とする目標を掲げて取り組んでおり、2024年4月時点の管理職者数は全体1,132人のうち女性は43人(3.8%)となり、女性管理職数が24人であった2021年度から約1.8倍に増えています。引き続き目標の達成に向け女性従業員のキャリア形成支援、会社全体の意識改革・組織風土改革を経営トップも含めたSUBARU全体で推進していきます。 <障がい者雇用> SUBARUグループは、障がいのある従業員が働くことを通じて輝くことができる環境を目指し、2023年に制定した「障がい者雇用における人事部方針」に沿って働きやすい職場づくりに取り組んでいます。 障がい者雇用における人事部方針 1. 多様性の積極的な受容 障がい者雇用を推進することにより、多様な人財が能力を発揮できる柔軟性と想像力の高い企業を目指す。 2. 当事者意識をより一層高めて取り組む 従業員本人や共に働く仲間が安心して働き続けられる社会の実現に向け、当事者意識をより一層高めて障がい者雇用に取り組む。 3. 社会的責任を果たす 障がい者雇用における社会課題の解決と持続可能な社会の実現に向け、社会的責任を果たしていく。 2023年4月制定 取り組み・実績 女性活躍推進 SUBARUでは持続的な成長において、女性の活躍推進が重要であると考え、重点課題である「キャリア形成支援」と「仕事と育児の両立支援」に取り組み、各種の推進活動を行うとともに、女性が様々なライフイベントを通じて働き続けることができるよう各種制度の整備と風土の醸成を行っています。また、2023年度からは全従業員に対し経営トップメッセージの発信や、四半期に一度の新たな役員会議の発足など、女性活躍推進に向けた活動をさらに強化しています。 「キャリア形成支援」については特に女性管理職の育成に力を入れており、「2025年までに女性管理職数を2021年時点の2倍以上」とする目標を掲げています。各種取り組みの結果、2024年4月時点で管理職1,132人のうち43人が女性となり、女性管理職数が24人であった2021年から約1.8倍に増えていますが、今後の発展に向けては女性従業員数の増加とキャリア意欲の向上、組織風土の改革が必要と考えています。 女性従業員数増加に向けた取り組みとして、理系女性学生に対し、「職場見学ツアー&女性社員座談会」を実施しました。女性エンジニアの働く場を知ってもらい、先輩従業員がどのように働いているかイメージを深めてもらいました。また、キャリア意欲向上の面では、女性従業員に対して所属長・人事部門がキャリアプランや目標・課題を共有し、個々人に合った指導や教育を行うプログラムとしてWomen’s Leadership Programを設定し、人財育成を進めています。加えて、女性が自分らしいキャリアを描けるよう、20~30代の女性向けに「ライフキャリア研修」、次世代管理職向けの女性に「リーダー研修」といったキャリア研修体系を整備し、女性の活躍推進に取り組んでいます。 さらに、女性の活躍を促進する風土づくりとして、女性の部下を持つ上司向けに女性従業員を活かすマネジメント力強化の研修を開催しています。また、2022年度より、群馬製造部の女性が主体となり、女性がもっとずっと輝くために必要なことの実現に向け「女性活躍ワーキング4’sプロジェクト」を立ち上げ、設備の改善や座談会開催などの活動を行っています。 仕事と育児の両立支援として、やりがいのある仕事と充実した生活を両立できるよう、2021年度から在宅勤務制度を導入、およびフレックスタイムのコアタイムを廃止し、多様な人財の柔軟な働き方を推進しています。 女性活躍推進法に基づく第2次行動計画 女性活躍推進の状況(SUBARU単独) 2021年4月 2022年4月 2023年4月 2024年4月 2025年度の目標 女性管理職数 24(2.2%) 27(2.4%) 31(2.8%) 43(3.8%) 2021年度の2倍以上 部長職 3(1.2%) 4(1.7%) 5(2.0%) 5(1.9%) 課長職 21(2.4%) 23(2.7%) 26(3.1%) 38(4.4%) ※ ()内は女性が占める割合 ユニバーサル化による働きやすい職場づくり SUBARUは、快適職場指針※の実現に向け、作業環境、作業方法、環境設備などの各項目について、組織的・計画的な改善を推進しています。休憩所、トイレ、喫煙所、食堂などの共用エリアについてもユニバーサル化を進めることで、誰もが働きやすい職場づくりを目指しています。 ※ 労働安全衛生法における「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」。 障がい者雇用推進 SUBARUグループは、障がいのある従業員が働くことを通じて輝くことができる環境を目指し、「障がい者雇用における人事部方針」に沿って働きやすい職場づくりに取り組んでいます。 SUBARUの2024年6月時点の障がいのある従業員数は354人(障がい者雇用率2.59%※)であり、製造業務を中心に活躍しています。障がいのある従業員が働きやすい環境整備を進め、誰もが働きやすい職場にすることで企業価値の向上につなげていきたいと考えています。 ※ 特例子会社などの実績を含む。 全従業員が障がいのある方を正しく理解するために、定期的なセミナーの実施や社内イントラネットにて年間通じて情報を発信しています。また、販売特約店の障がい者採用担当者向け研修を実施し、SUBARUグループの障がい者雇用の状況や今後の法定雇用率に向けた取り組みについて理解を深めることができました。 職場内にある作業台は、車いすの従業員に合わせた高さに設定 特例子会社 スバルブルーム株式会社 SUBARUでは、障がい者雇⽤の中核会社として特例⼦会社スバルブルームを設⽴し、2024年に10周年を迎えました。設立当初8人だった雇用人数は、2024年度には89人となりSUBARUの寮および工場での清掃業務を行っています。そして、2022年度には長年の功績が称えられ、障がい者採用優良企業として、群馬県知事賞を受賞し、障がい者雇用促進に積極的な協力企業として、群馬県の障害者就労支援部署が主催する「障害者就労サポーター企業」に登録しています。 現在、これまでの雇用実績を踏まえて特別支援学校に加えて、一般校を含めた採用活動や、新たな職域拡大に向け検討を行っています。雇用の拡大にあたっては、従業員のみならず、そのご家族、地域の支援機関との連携が欠かせないため、地域との共生を軸としたダイバーシティ経営のなかで障がい者雇用を引き続き推進していきます。 ・ビジョンとミッション 個々の花を咲かせ、大きな花となり、笑顔のあるダイバーシティ社会を目指します 【社員】それぞれの個性という花を咲かせ、社会で活躍する一員になります 【会社】たくさんの笑顔の花でブルームをスバルの仲間に愛される会社に育てます 【社会】ブルームの活動が花のわ(輪・環・和)を広げ、ダイバーシティ社会の実現に貢献します ・障がい者雇用の状況(スバルリビングサービス株式会社、スバルブルーム株式会社含む) 2020年6月 2021年6月 2022年6月 2023年6月 2024年6月 障がいのある従業員数(人) 292 306 321 328 354 障がい者雇用率(%) 2.29 2.37 2.43 2.47 2.59 ※ 表内に記載の雇用率は毎年6月1日に厚生労働省へ報告する障がい者雇用状況に基づく実雇用率である。 シニア層の活躍推進 SUBARUは、貴重なスキルを持ったシニア層の活躍を後押しするため、2021年度に定年後の再雇用制度を改定し「SUBARUビジネススタッフ制度・SUBARUパートナー制度」を導入しました。再雇用希望者全員が原則、SUBARUおよびグループ会社で就労できる制度として運用しています。 また、今後定年を迎える40代、50代の従業員向けにマネープラン研修、およびキャリアプランニング研修を開催しており、将来のライフプランを考えるための機会提供を行っています。 なお、2023年度の再雇用者在籍数(60歳以上)は639人です。 再雇用率(SUBARU単独) (年度) 2019 2020 2021 2022 2023 定年退職者(人) 164 97 130 225 264 再雇用希望者(人) 130 72 111 179 219 再雇用者(人) 130(40) 72(19) 87(24) 179(23) 219(44) 再雇用率(%) 100 100 100 100 100 ※ ()内はグループ会社の再雇用人数。 外国籍従業員の雇用推進 SUBARUグループでは、国籍を問わず、各拠点の方針や事業に適した人財を採用しています。2024年3月末時点において、SUBARUには外国籍従業員が105人在籍しています。うち管理職は5人おり、IT部門および技術、製造部門などでそれぞれ活躍しています。 外国籍従業員の仕事への理解を促進するために、安全や品質方針、作業手順マニュアルなどを多言語化しており、特に外国籍従業員の多い群馬製作所では、各工場に英語・ポルトガル語・スペイン語・中国語などの通訳が常駐し、外国籍従業員とのコミュニケーションを円滑にしています。 さらに、日本人の従業員を対象にした語学研修や海外派遣研修も実施し、外国人とのコミュニケーション力や異文化への理解力を高めることで、社内活性化や人財の安定確保にもつながっています。 外国人技能実習生については、外国人技能実習制度に基づき、安全や品質に関する教育を基本に、帰国後の活躍につなげる取り組みを行っています。なお、関係会社においては、それぞれ独自に人財を採用しており、各拠点の方針や事業に適した人財の確保に努めています。 中途採用の強化 SUBARUでは、環境変化に対応し持続的な成長を図るために、近年、中途採用を積極的に進めています。2024年3月末時点の正規従業員における中途採用者数は4,344人、うち管理職者数は193人です。 優秀な人財の獲得に向けて、紹介会社やスカウトサービスの活用、採用イベントの開催や従業員による紹介での募集など、様々な取り組みを実施しています。 2020年12月に、IT企業の集積地である東京都渋谷区にAI開発拠点「SUBARU Lab(スバルラボ)」を開設し、AI開発に必要な人財のスムーズかつ的確な採用につなげる取り組みなども進めています。 引き続き、個人の能力や資質を踏まえた採用を行い、キャリア開発機会の提供を行っていきます。 中途採用でSUBARUに加わった従業員をサポートする体制も構築しています。入社後1年間にわたって実施する定期アンケート調査では、SUBARUで働くうえでの困りごとなどを確認し、人事部門と職場が連携したフォローを行っています。また、同アンケート内では、中途採用者の持つ客観的な視点でSUBARUの良い点、および改善すべき点を確認し、働く環境の改善などへ活かしています。あわせて、中途採用者のスムーズな定着を図るためのオンデマンド教育も充実させています。 LGBTQ+ SUBARUグループでは、人権方針において性別・性自認および表現・性的指向に関する差別を禁止しています。全従業員が性の多様性を正しく理解するために、通年で従業員への啓発活動やアライ(LGBTQの支援者)を増やす取り組みを実施しています。2022年度は、SUBARU全従業員、グループ会社を対象にオンラインセミナーを配信し、これを機に287人がアライとして登録しており、当事者をサポートする人々の輪が広がってきています。また、福利厚生の面では外部相談窓口を設置し、社内呼称や更衣室の配慮などの個別相談に対応しています。さらに、2022年度からは、同性パートナーに福利厚生(社宅利用・手当・休暇など)を適用する制度改定を行いました。こうした取り組みが評価され、一般社団法人「work with Pride」がLGBTQ+従業員に対する企業の取り組みを評価する「PRIDE指標」において、2023年度はゴールド認定を取得しました。 「PRIDE指標」においてゴールド認定を取得 従業員に配付している外部相談窓口カード 柔軟かつ多様な制度 期間従業員の正規登用制度 SUBARUでは、期間従業員を対象に正規従業員へ登用する制度があります。本人の希望、職場推薦などを総合的に判断して受験機会を提供することで、期間従業員の意欲や活力の向上につなげています。2013年度から2023年度末の10年間で、1,883人が正規登用となりました。 期間従業員正規登用者数 (年度) 2019 2020 2021 2022 2023 採用人数(人) 223 267 181 184 150 再就労支援制度 SUBARUでは、配偶者の転居などやむを得ない理由によって退職した従業員に対する再就労支援制度も整備しています。 2009年の制度導入から2024年3月までに、この制度を活用して15人が復職しています。 海外赴任帯同休職制度 SUBARUでは2023年度より、配偶者の海外赴任に帯同する従業員に対して、休職を選択できる新たな制度を導入しました。従来の制度下では退職を選択せざるを得なかった従業員についても、SUBARUでのキャリアを継続する選択が可能となりました。 Subaru of America, Inc.における取り組み Subaru of America, Inc.(SOA)は、多様性が重要であることを強く認識しています。DEIB※を中核として、従業員や現地の販売特約店だけでなく、働く地域社会も含めたすべての人が、帰属意識と機会を感じられる環境づくりに努めています。 また、SOAは「Love Promise」というビジョンを掲げて様々な取り組みを行うなかで、すべての人が公正かつ理解と思いやりを持って扱われると感じられるようにコミュニティと関わることを約束しています。今後もダイバーシティの取り組みを進めることで、様々なステークホルダーの可能性を最大限に発揮できる機会を創出していきます。 ※ Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)、Belonging(帰属性)のこと。多様な人財を受け入れ、その能力を最大限に活用することが、企業の持続的成長には不可欠であるが、そのためには、あらゆる人々を尊重するだけでなく、不公平な競争環境の是正や心理的安全性などの帰属意識がパフォーマンスに大きく影響するという考え方。 SOA Diversity, Equity, Inclusion & Belonging サステナビリティ > 社会 > 人財 人的資本の考え方 人財育成 ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) 労働安全衛生 健康経営 ワークライフバランス 労使コミュニケーション 従業員データ サステナビリティ > 社会 人権尊重 品質:自動車事業 品質:航空宇宙事業 安全なクルマづくり 人財 お客様 CSR調達 社会貢献