日時2024年11月23日(土曜日) 場所:東京都八王子市・上柚木公園陸上競技場
11月23日(土)、東京都八王子の上柚木公園陸上競技場にて、男子10000mの記録会「2024八王子ロングディスタンス」が開催され、SUBARU陸上競技部から口町亮選手、照井明人選手、川田裕也選手、キプランガット・ベンソン選手、ロノ・シャドラック選手、清水歓太選手の6選手が出場しました。
奥谷亘監督は場内アナウンスを担当しました
序盤、川田裕也選手は先頭付近に位置取り、照井明人選手はその後ろ、口町亮選手は後方から前をうかがう、三者三様の展開。 川田選手は最終盤こそ離されたものの、7000m付近まで先頭集団に食らいつき、自身の過去4番目に速いまずまずのタイム。 照井選手は「4000m付近で体が動きづらくなった」と言い、中盤で後ろに下がりつつ、終盤に向けてしっかりスピードを上げてフィニッシュ。 口町選手は後半に課題を残しましたが、中盤まで自身の決めた一定のペースを刻む想定どおりの走りで手応えをつかみました。
先頭集団で粘る川田裕也選手
フィニッシュした川田裕也選手
28分20秒を狙っていました。スタート直後、先頭近くの良いところにロスなく位置取りできました。想定より少し速いペースで進みましたが、7000mまではスムーズについていけました。しかし、7000mすぎからキツくなり、後ろに下がってしまいました。少し力んでいたかな、と思います。 今季、10000mで納得できる走りができていなかったことを思うとまずまずでしたが、最終盤であと一歩粘れれば、より強くなれる。ニューイヤー駅伝までの期間は、そこを強化したいと思います。
懸命に前を追う照井明人選手
フィニッシュした照井明人選手
ペース変動の少ない集団の前の方で行くと決めてレースに臨みました。が、4000m付近で急に動きがわるくなってしまい、力を出し切れないまま終わってしまいました。 11月3日の東日本実業団駅伝で6区を走った時、非常にいい感覚で走れたため、今日のレースも張り切っていました。意気込みが先行しすぎたのかもしれません。この経験を生かし、ニューイヤー駅伝では力を出し切れるよう、欲張りすぎずに調整していきます。
後方から前をうかがう口町亮選手
フィニッシュした口町亮選手
28分10秒を目標とし、集団のうしろから入り、一定のペースを守りながら徐々に前に上げていく想定でスタートしました。5000mまでは想定どおりに走れましたが、そこからキツくなり、前が開いた時に詰め切れませんでした。 試合前はいい練習ができていましたし、駅伝に関しては自信がある。1週間で疲れを取り、その後の合宿、全体練習でアピールしていきたい。
外国人選手だけが走る組に2人が登場。外国人選手ならではのハイスピードレースで、先頭の選手が目まぐるしく入れ替わる展開を見せました。 シャドラック選手はこの日も終始、先頭争いにからむ好走。最後の1周の激しいスパート競争で順位こそ落としたものの、安定感ある走りでフィニッシュ。ベンソン選手は2000m付近で棄権しました。
集団を引っ張る立つシャドラック選手
先頭に立ち、集団を引っ張るシャドラック選手
フィニッシュしたシャドラック選手
調子はわるくなかった。ベンソン選手と一緒にスタートラインに立ち、ベストも尽くせたので良かった。
シャドラック選手とともにスタートラインに立つベンソン選手
外側から前をうかがうベンソン選手
ケガ明け後のレースで、調子を取り戻すことを目的に走りました。寒かったこともあり、うまくいかずに棄権となってしまいました。次のレースは調子を戻して臨みたい
後方から入り、徐々に位置を上げていった清水歓太選手。8000m以降のペースアップにも落ち着いて対応し、目標通り27分台でフィニッシュしました。
号砲とともに飛び出す清水歓太選手
後方から入った清水歓太選手
徐々に順位を上げていく清水歓太選手
詰めかけたたくさんの観客の声援を受けながら疾走する清水歓太選手
フィニッシュした清水歓太選手
ニューイヤー駅伝に照準を当てており、その過程であるこのレースでは、ガチガチにピークを合わせない状態で27分50秒台を出せるかを試しました。狙い通りのタイムを出せて手応えはあったのですが、周りの選手のタイムが想定より速かったので、身が引き締まりました。ニューイヤー駅伝に向け、一層の準備を進めていきます。
大きなご声援、ありがとうございました! 他の選手の結果も含めた詳細な記録は、こちら をご覧ください。