日時:2024年11月3日(日曜日) 場所:埼玉県庁前~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
5位に入り、4年連続のニューイヤー駅伝出場を果たしました
来年1月1日に実施されるニューイヤー駅伝2025への出場権をかけた、第65回東日本実業団対抗駅伝競走大会が11月3日、埼玉県で行われました。SUBARU陸上競技部は3時間46分22秒で5位となり、4年連続でニューイヤー駅伝出場を決めました。 1区に起用されたルーキー・並木寧音選手が2位と3秒差の4位でタスキをつなぐ好スタートを切ると、続く18歳ロノ・シャドラック選手が、初駅伝にして区間2位の素晴らしい走りを見せました。 早朝からたくさんの皆さんに、沿道で、競技場で、ご声援をいただきました。本当にありがとうございました。ニューイヤー駅伝での目標は表彰台です。このレースで得たことを生かし、目標を達成できるよう頑張ります!
埼玉県庁からスタートする並木寧音選手
区間新記録で走ったGMOインターネットの選手と競り合う並木寧音選手(右)
社会人になって身に着けたラストスパート力を買われ、1区に抜擢されたルーキー・並木寧音選手が、午前8時、快晴の埼玉県庁前をスタート。しばらくすると、GMOインターネットの選手が飛び出し、レースは高速ペースで進みます。様子を見ながら集団で進むことが多い例年の1区のパターンとは異なる展開となりましたが、ここで並木選手は果敢にトップに食らいつき、勝負に出ます。マラソン日本代表経験者も顔をそろえる中、最後は得意の粘りを見せて2位集団につけたまま、タスキをつなぎました。
並木寧音選手コメント チームが「優勝」という大きな目標を掲げていたので、今までの感じたことのない緊張感、重圧感があったが、体が動いてくれてよかった。攻めのレースができ、粘りも出せた。きょうのレースは、ニューイヤー駅伝に生かしたい。
初駅伝で、区間2位で走り切ったシャドラック選手(中央)
人生初の駅伝出場となった18歳、シャドラック選手。「走るのが本当に楽しみ」と話して地道に積んできたトレーニングの成果を存分に発揮。超高速の外国人選手たちとの熾烈な戦いに、長い手脚を優美に動かしながら、冷静かつ積極的に攻め、区間2位の好走。トップのGMOインターネットと20秒差まで詰め寄ってタスキを託しました。
R.シャドラック選手コメント トレーニングをしっかり積めており、今日の調子は非常に良かった。このレースは私の人生初の駅伝だったが、とても良いパフォーマンスができた。チームメートのベンソンに毎日、勇気づけられていることも力になった。このレース前にもベンソンと話した。彼は「駅伝は簡単ではないが、思い切り行け」と励ましてくれた。 たくさんの応援、本当にありがとうございました。
2位集団で他チームの選手と競り合う山本唯翔選手
「ユイト、頑張れ~!」の大声援! 北本工場の皆さん
早朝から、工場長はじめ大勢の方が沿道に駆けつけてくれました!
最長区間・花の3区に抜擢された山本唯翔選手。2024年箱根駅伝MVPとして注目のルーキーは、4人で形成された2位集団を形成し、先頭を追います。激しい駆け引きと強い向かい風に体力を消耗させられつつも、踏ん張りを見せました。
山本唯翔選手コメント 駅伝で、これほどの揺さぶりを今までに経験したことはなく、難しいレースになりました。悔しい結果になりましたが、内容を振り返ると、自分がここから強くなるために、さらにどう準備をすべきかが分かりましたので、この悔しさはニューイヤー駅伝で晴らしたいと思います。
応援が最もにぎやかな4区。大声援を受けながら、順位を一つ上げました
タスキを受け取ったエース清水歓太選手。強い向かい風を受けながら、前を走るマラソン日本代表、小山直城選手(Honda)を抜き去って順位を一つ上げ、しっかりと役割を果たしました。
清水歓太選手コメント 向かい風が強くて難しいレースでした。前半から行きすぎて体力を消耗しないよう考えながら走りました。順位を一つ上げ、前との差を縮められたが、後半にもう少し、踏ん張りたかったです。
強豪Hondaの選手らと競り合う鈴木勝彦選手
強い向かい風のなか、Honda、JR東日本の選手と3人で走り出す。けん制し合いながら、トップのGMOインターネットを追う難しい展開ながら、順位を維持してつなぎました。
鈴木勝彦選手コメント 順位を落とさなかったのは良かったですが、もう少しやれたと思います。この大会に向け、緊張感を持って練習に取り組み、チーム内での熾烈な競争を経てメンバーに選ばれたことは、やってきた練習に対する自信になりますが、練習でできていることを、試合でもっと出せるようにすることが課題です。
大会連覇中の富士通の選手とせめぎ合う照井明人選手(左)
富士通、ロジスティードの選手とのせめぎ合いのなか、前半から攻めた照井明人選手。順位を維持して、梶谷瑠哉主将にタスキを託しました。
照井明人選手コメント この大会に向け、執念を持って練習してきた。自信持って前半を攻められたことは良かったので、最低限のことはできたかなと思う。後半、もう一段、上げたかったので、ニューイヤー駅伝に向けてはしっかり修正していきます。
強い向かい風を受けながら、懸命に前を追うアンカーの梶谷瑠哉選手
「梶谷、もう少しだ!」と背中を押す応援団。「あまりの大声援に思わず笑顔が出た」と梶谷瑠哉選手
アンカーがゴールする競技場内のスタンドでは、野球部がビッグフラッグを掲げて盛り上げました!
すぐ前のロジスティードと富士通の選手を追いかける形でタスキを受け取った梶谷瑠哉選手。序盤は積極的に攻めてまず、ロジスティードの選手を抜き去り、順位を一つ上げました。その後、富士通の選手を追うも、前からは強烈な向かい風。全体的にペースが上げにくい中を踏ん張ります。 沿道で「SUBARU運動部の全国制覇を支援する会」の皆さんら、大勢の大声援を受け、競技場に入るとスタンドには野球部員がSUBARUのビッグフラッグを掲げて盛り上げるなかを5位でフィニッシュ!ニューイヤー駅伝への出場を決めて、声援に応えました。
梶谷瑠哉選手コメント 前半は突っ込み気味で入りましたが、向かい風が強くて3キロくらいからなかなかペースを上げられず、我慢の展開でした。もう少し後半を伸ばしたかったです。ニューイヤー駅伝は、今日のように風の強いレースになる可能性が高いし、強い選手との競り合いに勝たなければならない。ニューイヤー駅伝に向け、もう一段上げていきます。
表彰式に臨む選手(右から3列目)。ニューイヤー駅伝出場を決めた10位以内のチームに表彰状が渡されました
たくさんの方が競技場に駆けつけ、声援を送ってくれました
年始に選手たちが掲げた、東日本実業団駅伝での優勝を目指して挑みましたが、完全に力負けしました。 チーム全体で良い準備が出来ていたと思いますが、前半で流れを掴みきれずに中盤以降も後手のレースに終始しました。 その中にあって、1区の並木と2区のシャドラックの若手選手は良く走ってくれました。これからニューイヤー駅伝までの2ヶ月弱、今大会で見えた課題や他チームの実力を踏まえて、目標である3位を目指してチーム全員で準備を進めて参ります。 この度は応援ありがとうございました。
大きなご声援、ありがとうございました!他チームを含めた総合結果は、こちらをご覧ください。 2025年1月1日のニューイヤー駅伝に、ご期待ください!