10月15日(日)、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が開かれました。厳しい条件をクリアした、国内トップレベルの選手だけが出場できる国内最高峰の大会に、SUBARU陸上競技部からは、小山司選手が出場しました(出場選手などは大会公式サイトへ)。
スタートは国立競技場。スタンドには、朝7時の開場と同時に多くの人が入場。SUBARUからも、たくさんの社員の皆さんが駆け付けてくれました!
国立競技場のスタンドで「小山司タオル」を掲げて大声援を送る応援団
選手は、一人ひとりがスクリーンに映し出されながら登場。小山司選手は、名前を呼ばれると、帽子を取ってあいさつし、笑顔でスタート地点に飛び出していきました。
当日の天候は雨。気温14度と肌寒い中で、午前8時、61人が一斉にスタートしました。
直後から、川内優輝選手(ニッセイあいおい同和損保)が飛び出します。小山選手は2位集団で様子をうかがっていましたが「どこかでアクションを起こさねば、何も変わらないと思った」と、中盤で果敢に集団の前方に飛び出し、見せ場を作りました。
試合後に、小山司選手と囲んで記念撮影
■奥谷亘監督コメント 価値あるチャレンジ 朝早くから小山を応援していただき、ありがとうございました。 実は、小山は、ここまで大変な苦労をして、スタートラインに立った。途中、(2位集団の先頭に立って)見せ場も作ってくれるなど、非常に頑張ってくれた。
このMGCでの小山のチャレンジが、チームの若い選手にどう響くか。「次は俺がチャレンジするぞ」という気持ちになってくれたら、小山のチャレンジは非常に価値のあるものになる。
チームはこのあと、東日本実業団駅伝(11月3日)を控えている。引き続き、応援をお願いします。
■小山司選手コメント 全部出し切り、楽しめた 足元もわるいなか、朝早くから応援してくださってありがとうございます。ここ数カ月は苦しい期間が多く、このMGCのスタートラインに立てるかと、思ったこともありました。しかしこうして、途中、なんとか見せ場も作りながら走り切れたのは、たくさんの方々のサポート、応援のおかげです。
沿道で、「小山司タオル」を振ってくれているのは、走りながらよく見えました。雨のなか、沿道のあちこちからの、国立競技場のスタンドからの応援が、本当に力になりました。
自分の力を全部出し切り、MGCを満喫できました。今日は、緊張、不安は全くなく、スタート前の選手紹介の演出から、ずっと楽しめました。途中、2位集団の前に出たのは「どこかでアクションを起こさないと何も変わらない」と思ったから。アクションを起こし、結果そのあと足は止まってしまったが、悔いはないです。
MGCで強い選手たちと一緒に走ることができ、次はトップの選手たちとの選手との差をどう埋めていくか。これが、今後のキャリアアップのために大事になってくる。課題をしっかり見つめ直し、今後の練習につなげていきたい。
これからチームとしては駅伝があります。ニューイヤー駅伝でも存在感を出したい。
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