NEWS
2025.04.01

2025年度の新加入選手、スタッフのお知らせ

 4月1日より、小林歩、砂田晟弥、堀越翔人の3選手がSUBARU陸上競技部に加入します。昨年12月に発表した石田洸介、小暮栄輝選手の加入と合わせ、2025年度は、計5人の新戦力を新しい仲間に迎えました。また、スタッフとして畠山実弓マネージャーが加わります。


小林歩選手 「ニューイヤー駅伝で優勝するために来た」


日本屈指の実力を引っ提げて加入した、小林歩選手

 「僕は駅伝が好き。ニューイヤー駅伝で優勝するためにSUBARUに来ました」と力強く語る小林歩選手は、2024年のニューイヤー駅伝で、所属してたNTT西日本の選手として3区を走り、16人の抜きの激走。世界陸上日本代表の田澤廉選手(トヨタ自動車)、10000m前日本記録保持者の相澤晃選手(旭化成)、世界大会日本代表の伊藤達彦選手(Honda)ら、錚々たるメンバーとの勝負を制して区間賞を獲得しました。
 2023年の日本選手権10000mでは、27分28秒13の日本歴代7位(当時)の記録で走るなど、日本トップクラスの実力を誇ります。
 駒澤大学出身で、4年生の時には箱根駅伝の3区を走って区間2位。駒澤大学の優勝に貢献したその姿を覚えている方も多いかもしれません。
 強烈なスピードでスタートし、顔をゆがめながら走る様は見る人をハラハラさせますが、ペースを落とすことなく、そのまま走り切ってしまうのが小林選手のスタイルです。
 今年1月、ブダペスト世界陸上マラソン日本代表の加世田梨花さん(ダイハツ)と結婚し、強力な人生のパートナーも得たこばやんに、ご期待ください!


プロフィール

 こばやし・あゆむ
 1998年8月15日生まれ
 大阪府出身/関大北陽高―駒澤大―NTT西日本
 10000m 27分28秒13/ハーフマラソン 1時間00分44

主な実績

 ・2019 出雲駅伝4区 区間新(区間3位)
 ・2019 全日本大駅伝2区 区間新(区間5位)
 ・2021 箱根駅伝3区 2位
 ・2023 日本選手権10000m 5位(27分28秒13:日本歴代7位[当時])
 ・2024 ニューイヤー駅伝3区 区間賞
 ・2024 日本選手権5000m 8位




砂田晟弥選手 ―― 3000mSCで、針の穴に糸を通す戦いに挑む


3000mSC日本記録保持者・三浦龍司選手(右)と切磋琢磨し、東京2025世界陸上をめざす砂田晟弥選手(左)

 3000mSCで活躍する砂田晟弥選手は、2023年のアジア大会で銅メダルを獲得し、同年のブダペスト世界陸上にも三浦龍司選手とともに日本代表として出場しました。
 中学時代は400mの選手として活躍し、全日本中学陸上選手権では日本一に。社会人になってから3000mSCに転向し、わずか半年で世界陸上への切符をつかむという異例のスピードで頭角を現した実力者です。
 短距離から長距離への転向は珍しく、元短距離選手ならではのがっちりした体格とパワフルな走りが彼の持ち味。9月に開催される「東京2025世界陸上」への出場が、今シーズン最大の目標です。
 そのためには、4月の金栗記念や織田記念、5月のゴールデングランプリといった大一番で、いずれも上位入賞を果たさなければなりません。一つも取りこぼせない、まさに“針の穴に糸を通す”ような厳しい戦いが待っています。
 そんな挑戦に向け、砂田選手は「三浦選手の存在が、大きなモチベーション」と語ります。「三浦選手とは3000mSCのレースで2回一緒に走ったことがありますが、スピードは段違い。これからは、そんな彼に気軽に相談でき、切磋琢磨できる恵まれた環境で練習できる。世界陸上を目指すのはもちろん、ニューイヤー駅伝でも日本一を目指してチームを盛り上げたい」と語ります。
 砂田選手の挑戦に、ご注目ください!


プロフィール

 すなだ・せいや
 2001年10月30日生まれ
 兵庫県出身/姫路商業高―プレス工業
 3000mSC 8分26秒36

主な実績(いずれも3000mSC)

 ・2023 バンコクアジア選手権 銅メダル
 ・2023 ブダペスト世界陸上 出場
 ・2023 杭州アジア大会 銅メダル


堀越 翔人 選手 ―― 唐澤剣也選手と世界へ


「シャイな性格」と話す堀越翔人選手(右)だが、唐澤剣也選手(左)と、あっという間に打ち解けました

 堀越翔人選手は、主に唐澤剣也選手のガイドランナーとして、二人三脚で世界の頂点を目指します。
 群馬県出身の堀越選手は、「大学時代、記録が伸び悩んだ時期もありましたが、走ることが大好きで、社会人になっても競技を続けたいと思っていました。そんな時にガイドランナーの話をいただき、挑戦することを決めました」と振り返ります。
 唐澤選手とは体格が似ていることもあり、ガイドランナーとしての適性を買われました。が、一人で走っていたこれまでとは異なり、相手のリズムに合わせて走るガイドは、走り方そのものを大きく変えるという、堀越選手にとっては大きなチャレンジとなります。
 「ここぞという時に力を発揮できる」のが堀越選手の持ち味。大学4年時には、ラストチャンスだった箱根駅伝でメンバー入りを果たし、区間7位の好走を見せました。個人としても今後の成長が期待される一方で、最優先で目指すのは「唐澤選手と一緒に世界大会で金メダルを獲り、世界記録を更新すること」。
 これまでパラスポーツにも海外にも縁がなかったという堀越選手ですが、唐澤選手とともに、全く新しい世界へと一歩を踏み出します!


プロフィール

 ほりこし・しょうと
 2002年9月14日生まれ
 群馬県出身/前橋育英高―順天堂大
 5000m 14分22秒61

主な実績

 ・2023 全日本大学駅伝5区 16位
 ・2024 箱根駅伝4区 7位


畠山実弓マネージャー ―― 選手を励まし、チームのために頑張ります!


 山梨学院高校時代はインターハイ3000mで入賞。実業団でもヤマダホールディングスなどで競技を続けたのち、マネージャーを経てSUBARUに入社しました。
 「苦しい練習の成果が実った瞬間の爽快感が好きで、陸上を続けてきました。選手、スタッフとしての経験を生かし、的確な声かけなどで選手を励ましたいです」と笑顔。
 チームのために、頑張ります! 


 石田洸介選手、小暮栄輝選手については、こちらをご覧ください

ニュース一覧