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2024.10.16

新戦力台頭! 箱根駅伝MVPの実力派 ”群馬の妖精”ユイト

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入社時に笑顔を見せる"群馬の妖精”山本唯翔選手

 11月3日、埼玉県で行われる「東日本実業団駅伝」。10位以内に入ることで、年明けのニューイヤー駅伝への出場権が手に入ります。
 強豪との戦いに挑むSUBARU陸上競技部の、今年の戦力を紹介します。
 SUBARU陸上競技部の2024年最大のポイントは、新戦力の台頭。そこで今回は、"群馬の妖精"ユイトこと、山本唯翔(やまもと・ゆいと)選手を紹介します!


"群馬の妖精"ユイト―箱根駅伝での大活躍

 山本唯翔選手は、城西大学時代に箱根駅伝で大活躍。起伏の激しい往路5区で2年連続区間賞を獲得。2024年には箱根駅伝のMVPにも輝いた伝説的なランナー。
 山道を軽やかに駆け抜ける姿が妖精のようだと称えられ、「山の妖精」との愛称で、ファンに親しまれてきました。


 そんな彼がSUBARU陸上競技部を選んだ理由には、城西大学で指導を受けた五十嵐真悟コーチの存在があります。五十嵐真悟コーチはSUBARU陸上競技部出身で、彼から多くのことを学びました。また、山本唯翔選手は新潟県出身で群馬県が近かったことも理由だそう。さらに、「幼い頃からSUBARUの青いスポーツカーに憧れていた」ことも決め手だったと語ります。

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注目を集めた山本唯翔選手の入社。記者会見には多くの報道陣が駆けつけました(舞台左端が山本唯翔選手)


社会人でも着実に成長

 華麗な経歴を引っ提げ、鳴り物入りで入社した山本唯翔選手は、社会人になっても着実に成長しています。


○デビュー戦はセカンドベスト

 デビュー戦となった5月の東日本実業団陸上では、5000mに出場。デビュー戦とは思えない落ち着いた走りを見せ、13分54秒82のセカンドベスト。手応えをつかみました。


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デビュー戦は同期の並木寧音選手(ナンバーカード25)と共に5000mに出場。しっかり結果を出しました(山本選手はナンバーカード22)

○初駅伝でいきなり区間新

 そして、社会人初駅伝となった8月の十和田八幡平駅伝。東日本地区の選抜メンバーに抜擢されると、アンカーを務めていきなり区間新記録。チームも優勝に導く期待以上の走りで周囲を驚かせました。


○全日本実業団では宣言どおりの組3着

 9月に行われた「第72回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」では10000mに出場。レース前に「組3着以内で走りたい」と宣言すると、持ち前の美しいフォームで序盤から安定した走りを見せます。レース中盤で先頭集団に食い込むと、最後のスパート合戦にも食らいついて宣言どおりの3着!
 その安定感ある走りに奥谷亘監督も「『3着以内に入る』と宣言して、その通りの走りを見せた。駅伝でも主要区間を担う力が十分ある」と太鼓判を押しました。


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先頭集団に食い込み、宣言通りの組3着でフィニッシュした山本唯翔選手(ナンバーカード24)


成長の理由ーーニューイヤー駅伝への熱い思い

 社会人になって着実に力をつけている山本唯翔選手。その理由を「陸上競技とよりしっかり向き合えるようになり、トレーニングの質と量をうまく両立できているから」と言います。
 その結果、元々の美しいフォームにより磨きがかかり「いろんな人から『フォームがきれいになった』と言われます。メンバーに選ばれれば、しっかり走れると思います」と、静かに自信を見せます。

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高地合宿で長距離走の準備をする山本唯翔選手(左端)


 そして山本唯翔選手は、その原動力となっているのは、ニューイヤー駅伝への熱い思いだと明かします。「SUBARUはニューイヤー駅伝が行われる群馬のチーム。そのSUBARUに所属している意味を考えた時に、やはりSUBARUのユニフォームを着て、ニューイヤー駅伝でしっかり走り、地元、会社の方々に元気になってもらえるような走りをし、声援に応えたい」。


"群馬の妖精"が新たな伝説に挑む!

 ニューイヤー駅伝予選「東日本実業団駅伝」へのメンバー入り目指し、トレーニングを積む山本唯翔選手。ファンから親しまれている「妖精」の愛称について「大学時代から妖精と呼んで応援していただいていたので、今後もその愛称で応援してもらえたら」と笑顔を見せます。
 11月3日、埼玉のロードで、"群馬の妖精"ユイトが新たな伝説を紡ぐのか? お楽しみに!


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