駅伝の沿道、球場のスタンドに現れる、熱量高めの応援団。彼らこそは、「SUBARU運動部の全国制覇を支援する会」の皆さんです!
沿道に、グラウンドに。「飛翔!SUBARU」と記された「大漁旗」を持って駆けつけ、アツく応援する「全国制覇を支援する会」の皆さん。 前列左から、松村健司さん、ファウンダーの高橋和幸会長、村山博茂さん。後列左から、北爪敏雄さん、小泉一郎さん、長澤伸知さん、茂木直さん、柳沢輝明さん、荒木勝夫さん、小田純夫さん
SUBARUのOBを中心に100人余りで構成。会のシンボルである「大漁旗」を持参し、時には選手に栄養ドリンクを差し入れ。SUBARU陸上競技部、硬式野球部に、アツい声援を送り続けています。
長年、両部を応援してくださっている皆さんから見て、今年のチームはどう映っているのか? 会員の中から10人の皆さんにお集まりいただき、ホンネトークを繰り広げていただきました!
全国制覇への期待を激白!
高橋和幸会長(ファウンダー) この会が発足したのは2012年。今年で11年目だけど、今年こそ、本当に全国制覇ができるんじゃないかという期待があります。 2022年が2位、2023年が7位。2024年こそは、太田に全国制覇の旗を持って帰ってきてくるのではないか。2024年の正月には、みんなで肩を組んで社歌を歌いたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします。
「2024年こそは全国制覇を!」と、力強く後押しする高橋和幸会長
村山博茂さん 熱いメンバーで構成された、この「SUBARU運動部の全国制覇を支援する会」。きょうは、熱い思いを、存分に語りましょう。 私は今回、この「ホンネトーク」イベントが開催されるにあたり、SUBARU陸上競技部と、ニューイヤー駅伝のルーツについて調べてみました(資料配布)。
メンバー一同 おおおーー(歓声)。
地域、社内の強い要望で 創設されたSUBARU陸上部
村山さん みなさんで、基本的な歴史を共有しながら話ができればと思い、準備しました。
実業団日本一を決める全日本実業団対抗駅伝競走大会。これは昭和32年三重県の伊勢市で始まったんです。
その後、群馬県の清水一郎知事の尽力などがあり、1988年から群馬で開催されることになった。群馬県庁をスタートして7区間、100キロ。実業団駅伝、そして群馬の魅力を伝えてくれている。
群馬での開催にもかかわらず、当初SUBARU(当時:富士重工)には陸上競技部がなくて、創設は1998年。群馬県でのニューイヤー駅伝開催が始まってから10年後のことです。
議論は白熱!
高橋さん 群馬県で開催する駅伝大会なのに、群馬にチームがないってのはさみしかったよね。
村山さん まさに、そういう声が、群馬県の皆さんや社内などいろいろなところから出た。そこで、当時、富士重工の役員だった田中毅さんが「それなら」と、みんなの声に応える形で立ち上がった。
そのころ、富士重工の群馬製作所長に花田輝夫さんが就任するんです。この「花ちゃん」が、陸上部の立ち上げのために相当、頑張ることになる。
私は今回、歴史を調べるにあたって、いろいろな人に話を聞きました。また、私自身も花田さんを存じ上げていますけど、花田さんは本当に地域を大事にする人。地域のみなさんから、「花ちゃん」と呼ばれて慕われていました。
陸上部の創設には、「時期尚早だ」という声もあって、大変だったそうなんですが、田中さん、花ちゃんあきらめずに頑張っているうちに、田中さんが社長になって、花田さんが副社長になり、1998年、陸上競技部が創設されました。
「花ちゃん」の功績について熱く語る村山博茂さん
2001年には、富士重工がニューイヤー駅伝に初出場を果たします。
田中社長、花田副社長のコンビは、太田で応援したんですよ。29位だったんだけど、田中さんも、花田さんも、着順よりも富士重工が、この群馬の駅伝で走ったこと、そして、群馬の100キロの沿道に、富士重工の小旗がずらっと並んで、群馬の人にこんなに応援してもらえて、喜んでもらえて、感動したと。陸上部を作って本当に良かったな、とみんなで話をしたということです。
高橋さん 花田さんだからできた。花田さんは偉ぶったところが一切ない人で、私も現役社員のころ、花田さんと、趣味の演劇を通じて交流させてもらった。「地域とともにある」ということをいつも考えていて、地域の皆さんに本当に信頼されていたからね。
村山さん 花ちゃんは2019年に亡くなったけど、陸上部の今の躍進を天国で喜んでいることでしょう。あとは、群馬の皆さんと全国制覇の瞬間を見たいですね。我々も、引き続き、力強く応援してまいりましょう!
ニューイヤー駅伝2023でも、たくさんの方がSUBARUの小旗を振りながら声援を送ってくれました
2024年ニューイヤー駅伝 展開を予想!
松村健司さん 村山さん、ありがとうございました! 歴史も踏まえたところで、ニューイヤー駅伝2024年にまいりましょう。奥谷亘監督は、「3位以内」を目標にしています。これについて、みなさんに期待を語っていただきたい。
「私は栃木出身なので、栃木の星・梶谷瑠哉選手の力走が特に楽しみ」と語る松村健司さん
私が描くイメージは、1区が鈴木勝彦選手。トップと10秒以内で最長区間の2区につなぐ。 2区はエース・清水歓太選手です。日本トップクラスのカンタが、ここでエースたちとバトルしながら先頭集団を死守。
3区はキャプテン・梶谷瑠哉選手。そして4区のベンソン選手で徐々に前に出てトップに立ち、太田市役所には1位で入る。
ここから後半勝負だ。5・6区は、準優勝した時に走った照井明人選手、小山司選手、スピードランナーの森田佳祐選手、たちに出てもらい、アンカーは口町ロケットで締める。
荒木勝夫さん 私も1区は鈴木勝彦選手、2区は清水歓太選手と予想。3区は照井明人選手とみています。4区はベンソン選手、5区梶谷瑠哉選手。短い6区は森田佳祐選手で勝負をかけ、最後は口町ロケットで頂点を目指す。
「最後は口町ロケットで頂点に立つ!」と期待を語る荒木勝夫さん
松村さん 10000mで27分台の記録を持つ川田裕也選手にも期待しています。11月3日の東日本実業団駅伝でメンバー入りした。
あと小山司選手の走りも見たいね。やはり2022年の準優勝した時の、区間2位の力走はすばらしかったし、10月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で、さらに一皮むけた気がする。
荒木さん いずれにせよ、今回のチームはかなり有望。率直に言うと、各選手が自分の力を出し切れば、3位以内という目標を達成できると思っています。
ただし、その「力を出し切る」というのが、簡単ではない。はじめに力を出しすぎてはいけないし、かと言って、力を残してもいけないし。
松村さん というわけで、我々「全国制覇を支援する会」のメンバーは、全選手が力を出ることに少しでも役立てるよう、各区に分かれ応援します。伊勢崎を担当する小田さん。
小田純夫さん 2区の終盤で、大声援を送る準備を整えています。実力は大事だが、長距離走はやはり、力の配分が難しいですよね。
「選手がいちばん苦しい位置で待機し、声援を送る」と、応援戦略を語る小田純夫さん
だから私は、たすきを渡す中継所の、少し手前での応援が重要だと考えています。選手が最も苦しいところかつ、頑張りどころ。そこでの声援が、少しでも後押しになるんじゃないかと思うので…。
長澤伸知さん 私は5区を担当します。 私の応援陣地は4区が終わってすぐの、5区の序盤のところ。4区のベンソン選手がトップで来たら、たすきを受け取った5区の選手は気がハヤルだろうが、ぜひ落ち着いて走り出してほしい。そんな気持ちを込めて応援したい。
「落ち着いて走って」と、温かく激励する長澤伸知さん
率直に言って、私は、今回は3位以内に必ず入ると思っています。実力を出し切れるよう、くれぐれもカゼだけには気を付けてほしい。
北爪敏雄さん 日々の努力の成果を発揮し、ナンバーワンを目指してほしい。群馬県民、みんなが待っています!
「群馬県民が期待しています!」とエールを送る北爪敏雄さん
小泉一郎さん 冒頭で歴史の話が出ていましたが、群馬で駅伝が始まってから、私は正月は沿道での応援が恒例になった。やはり地元企業である富士重工にチームがないのは私も、周囲からもさみしいという声が、たくさんあった。
「SUBARUを応援できるのがうれしい」と語る小泉一郎さん
今は、SUBARUのユニフォームを着た選手を応援できるので本当にうれしいですよ。最近は奥谷亘監督以下、チームが一丸となって成績もいいし、そりゃあ、多くの群馬県民同様、私も期待してます。
荒木さん 本当にSUBARUは強くなったよね。 奥谷亘監督は選手時代、強烈な努力家だった。猛烈な努力をしてマラソンで世界選手権に出るようなトップ選手だったから、監督就任当初はなかなか、厳しい指導に選手もついていけなかったりしたこともあったりしたみたい。だけど、だんだん、選手の気持ちに寄り添えるようになってきて、選手も監督の気持ちを理解できるようになったように見える。それが、今のチームワークや成績につながっていると思います。
茂木直さん 今の選手を見ていると、自信を持って走っているよね。あとは当日まで、しっかり健康管理をしてほしいというのが、俺の切なる願い。
「カゼに気を付けて、実力を出し切って」と、茂木直さん
柳沢輝明さん ニューイヤー駅伝は、ドーンと全国放送してもらえるのがいいね。
「全国放送もあり、応援を楽しませてもらっています」と語る柳沢輝明さん
私は出身が北海道なんですけど、北海道にいる親類が「群馬が映ってるよ」と喜んでくれるし、時には自分たちが映っていたりして「沿道で応援しているところが映っていたよ」と連絡をくれたり。
今回のSUBARUは、皆さんが分析してくれたとおり。個人の力を合わせ、チームワークで力を出し切ってほしいし、頑張る選手を温かく応援したい。
村山さん きょうは陸上競技部創設の話から入りましたけれども、創設当時を考えると、優勝が狙えるまでにチームが育ってきたっていうのは、本当に感慨深い。
あとは、ここにいる高橋会長が元気なうちに、ぜひとも全国制覇をしていただきたい!
高橋さん 先日、近所で5年ぶりに餅つき大会があった。せっかくだから、知り合いに声をかけよう、ということになった。そうしたら当日、たまげるほど人が集まりました。
要するに、声をかけたら人は集まってくれる。応援も、みんなが誰かに声をかけ、声をかけられた人がまた、別の人に声をかけて、とやっていくうちに、集まってくれる。そうして、沿道にズラーっとSUBARUの旗で埋めて、選手を後押ししよう。 2024年は応援の規制もないから、ぜひやりたい。皆さん、ぜひよろしくお願いします!
メンバー一同 頑張れ!SUBARU!
「SUBARU運動部の全国制覇を支援する会」の皆さん、力強い激励をありがとうございました! ニューイヤー駅伝は2024年1月1日、午前9:15に群馬県庁をスタート。 群馬テレビ、TBS系列で生中継もあります。 皆様の大きなご声援を受け、SUBARU陸上競技部、表彰台を目指して頑張ります!