3000mSCで革命を起こし続ける日本記録保持者、三浦龍司。 ハードルと水濠を越えながらトラック7.5周を走る過酷な3000mSCで、驚異のスピードを見せつける。19歳で日本記録を塗り替え、東京2020、ブダペスト2023、パリ2024と世界大会で立て続けに入賞。日本の3000mSCを一気に世界レベルへと引き上げた立役者だ。
最大の武器は、無駄のない美しいフォーム、なめらかなハードリング、そして世界のトップランナーたちすら置き去りにする圧倒的なラストスパート。勝負どころで攻める強気な姿勢と、冷静なレース運びで幾多のタイトルを手にしてきた。
その実力は3000mSCだけにとどまらない。1500mでは日本歴代3位、ハーフマラソンではU20の元日本記録保持者であり、5000mでも日本記録を狙う。さらに2025年のニューイヤー駅伝では、1区(12.3km)をトップとわずか2秒差の3位で快走。さまざまな距離で、そしてトラックでもロードでも、ファンを熱狂させる万能ランナーなのだ。
スーパースターでありながら、気さくな人柄も魅力。レース後には気軽にファンと交流し、応援の声に笑顔で応える姿も印象的だ。 2025年、最大の目標は9月に開催される東京世界陸上。悲願のメダル獲得へ向け、進化を続ける三浦龍司の走りに、ご注目ください。