2021年春にSUBARUに移籍加入後、5000メートル、10000メートルで、自己ベストを更新した。 川田選手が走る時は、駆け引きのうまさに注目していただきたい。歩幅が小さく、回転数をコントロールして細やかに動きを調整。集団のなかですき間を見つけると、素早く入り、いい位置を確保する。さらに、他チームの選手とのせめぎ合いから飛び出すタイミングが抜群で、奥谷亘監督も「非凡で天性のセンス」と称えるほどだ。 物静かだが、駅伝への思いは人一倍。完璧なレース展開でライバルを翻弄し、沿道を沸かせるつもりだ。