ハーフマラソンの世界記録保持者。視覚障がいの部で戦う唐澤選手が強い理由の一つは、競技への情熱とまっすぐな人柄で、多くの人を引き付けることだ。 たとえば、全盲のランナーには、練習でも試合でも伴走ロープでつないで一緒に走るガイドランナーが必要だが、唐澤選手にはこれまで多くの人が協力。特にSUBARUの小林光二コーチとは息ぴったり。フルマラソンの自己ベスト2時間8分台という実力者ゆえに、唐澤選手のスピードにも対応できる小林コーチとの出会いを経て、実力に磨きをかけている。 現在の目標はズバリ、国際大会での金メダル。世界の頂点を極め、パラスポーツへの関心を高めるのが夢だ。