世界トップクラスのブラインドランナー。視覚障がいの部で戦う唐澤選手が強い理由の一つは、競技への情熱とまっすぐな人柄で、多くの人を引き付けることだ。たとえば、全盲のランナーには、練習でも試合でも伴走ロープでつないで一緒に走るガイドランナーが必要だが、唐澤選手にはこれまで多くの人が協力してきた。 年々、競争が激しさを増し、ライバルたちが力をつけるなか、2025年度からはガイドランナーに新人・堀越翔人が加入。国際大会での金メダルを目標に掲げ、「パラスポーツへの関心を高めたい」と夢を語る”世界のからけん”が、新しいパートナーと戦いに挑む。