SUBARUの自動車事業

SUBARUは1958年に「スバル360」を発売して自動車メーカーとしてのスタートを切って以降、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなどのコア技術を起点に、新しいカテゴリーの開拓や、世界初1の運転支援システム「アイサイト」に代表される技術価値の創造を通して、常にクルマの新しい価値を提供し、お客様との絆を深めてきました。

近年では、米国を重点市場と位置づけ、SUVとスポーツモデルを中心とした商品ラインアップとするなど、限られた資源を強みと特長を伸ばすべき分野に集中させる戦略をとり、付加価値の高い商品を通して「安心と愉しさ」を提供しています。また、トヨタ自動車とのアライアンスでは、互いの強みを持ち寄り、「もっといいクルマづくり」に取り組んでいます。

*1:ステレオカメラのみで各種機能を実現した運転支援システムとして(当社調べ)

商品ラインアップ

  • SOLTERRA

    SUV(BEV)

    販売台数:2千台

    販売地域:日本、北米、欧州、中国

  • ASCENT

    (その他市場名称:EVOLTIS)

    SUV

    販売台数:68千台

    販売地域:北米、その他

  • OUTBACK

    SUV

    販売台数:189千台

    販売地域:日本、北米、欧州、豪州、中国、その他

  • FORESTER

    SUV

    販売台数:186千台

    販売地域:日本、北米、欧州、豪州、中国、その他

  • CROSSTREK SUBARU XV

    SUV

    販売台数:213千台

    販売地域:日本、北米、欧州、豪州、中国、その他

  • LEVORG

    スポーツ/ワゴン

    販売台数:14千台

    販売地域:日本、その他

  • WRX

    スポーツ/セダン

    販売台数:27千台

    販売地域:日本、北米、豪州、その他

  • subaru BRZ

    スポーツ/クーペ

    販売台数:13千台

    販売地域:日本、北米、欧州、豪州、中国、その他

  • LEGACY

    セダン

    販売台数:23千台

    販売地域:北米、中国、その他

  • IMPREZA

    ワゴン

    販売台数:46千台

    販売地域:日本、北米、欧州、豪州、その他

OEM

販売台数:21千台

販売地域:日本(ダイハツ工業株式会社からのOEM供給です)

* 販売台数は小売販売における実績で対象期間は2022年1月1日~12月31日販売地域は対象期間における実績

SUBARUの総合安全
2030年に死亡交通事故ゼロ3を目指す

SUBARUは、あらゆる視点からクルマの安全性能を追求し、従来の「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」の4つの分野をさらに強化するとともに、「つながる安全」を加え、2030年に死亡交通事故ゼロを目指します。

*3:SUBARU乗車中の死亡事故およびSUBARUとの衝突による歩行者・自転車等の死亡事故をゼロに。

世界で評価される安全性能

SUBARUでは、「スバル360」を開発した約60年前から「クルマは人の命を乗せて走るもの、だから安全を最優先に考える」という思想が脈々と受け継がれています。まだ安全志向が世の中に浸透していない1960年代から独自の衝突安全試験を行い、現在では国内外の安全性評価において常にトップクラスの評価を受けています。

SUBARUの独自技術

  • スバルグローバルプラットフォーム
    走りの質感や衝突安全性能を高い次元で両立

    2016年10月にフルモデルチェンジをしたインプレッサから、順次導入している「スバルグローバルプラットフォーム」。車体・シャシー剛性の大幅向上やさらなる低重心化により、「走行安全」および「衝突安全」のレベルを引き上げるとともに、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや、不快な振動騒音を低減した快適な乗り心地を実現します。

  • シンメトリカルAWD(All Wheel Drive)
    前後左右の優れた重量バランス

    水平対向エンジンのもたらす低重心と、トランスミッションを車体中心近くに集めることで実現する前後左右の優れた重量バランスが、AWDの能力を最大限に引き出し、様々な状況で卓越した走行性能を発揮します。日常走行から高速走行まで、ドライバーの信頼に足るメカニズムの「核」として、SUBARUはシンメトリカルAWDにこだわり続けます。

  • 水平対向エンジン(ボクサーエンジン)
    コンパクト・低重心

    ピストンが左右に向き合う形で配置された水平対向エンジンは、向かい合ったピストンが互いの振動を打ち消しあうため、車内に伝わる振動も少なくすることができます。また、エンジン全高が低くコンパクトな形状がクルマを低重心化。安定した走行姿勢が安心感の高いドライビングを提供します。

  • 運転支援システム「アイサイト」
    ステレオカメラで高い認識力を発揮

    アイサイトは人の「目」と同様に左右2つのカメラで、前方のクルマや歩行者などを立体的に認識し、それら対象物との距離、形状、移動速度を正確に捉えることで事故回避・被害軽減や運転負荷軽減といった「予防安全」を実現しています。2020年発売の新型レヴォーグに搭載した新世代アイサイトでは、ステレオカメラを刷新して視野角を拡大し、前後4つのレーダーを組み合わせることで、360度センシングが可能になり、交差点などこれまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポートします。

    また、高度運転支援システム「アイサイトX」は、3D高精度地図データをはじめ、GPSや準天頂衛星システム「みちびき」を活用した位置情報を組み合わせることで、車線変更支援、カーブ前速度制御、渋滞時ハンズオフが可能に。自動車専用道路をより安全・快適に移動できる最新機能を、価格を抑えながら実現しています。