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2021.09.30

対日本製鉄鹿島 第1代表決定戦進出をかけて激突【都市対抗北関東準決勝】

第92回都市対抗野球大会の2次予選北関東大会で、第1代表決定トーナメント戦の準決勝進出を決めたSUBARUは30日午前11時半から、茨城県日立市の日立市民球場で因縁のライバル・日本製鉄鹿島と対戦します。SUBARUナインは地元開催だった昨年の北関東大会で日本製鉄鹿島に2連敗した屈辱を晴らそうと闘志を燃やしています。

 

|昨年は2戦して、いずれも1点差負け

 

この準決勝は、両チームにとり、第1代表決定戦への進出が決まると同時に、第2代表決定戦の出場権を得られる大事な一戦となります。

SUBARUは昨年、準決勝と第2代表決定戦で日本製鉄鹿島と対戦し、いずれも競り負けました。準決勝は日本製鉄鹿島を上回るヒットを放ちながら、相手右腕の飯田晴海投手に要所を封じられ、計11三振を喫して1-2で惜敗。第2代表決定戦では飯田投手から3点のリードを奪いながら終盤に追いつかれ、延長十回に決勝点を許して3-4で涙をのみました。実力差は紙一重でしたが、最後の一歩が届きませんでした。

 

|日本製鉄鹿島・てごわいエース飯田投手

 

両チームとも投手力は充実。昨年同様、試合は一進一退の接戦にもつれ込むとみられます。
日本製鉄鹿島のエース右腕・飯田投手は最も安定感があります。昨年の北関東大会でSUBARUに2試合連続完投勝利を収めています。140キロ台の速球とスライダー、ツーシームなどの変化球を両サイドの低めに投げ込みます。昨年の第1代表決定戦に先発した元横浜ⅮeNAの伊藤拓郎投手、新加入した日本製鉄東海REXで主戦格だった山口和哉投手、140キロ後半の威力ある速球が持ち味の新人右腕・大津亮介投手らも控えています。

SUBARU打線にとって飯田投手の低めにコントロールされる変化球をうまく見極められるかが攻略のカギとなります。初戦で3安打をマークした1番・日置翔兼選手④、確実性のある打撃に定評がある2番・森下智之選手⑬、一発を狙える長打力が魅力の4番・山田知輝選手㉖、初戦で特大のホームランを放った勝負強さが持ち味の5番・岩元聡樹選手㉔の左打者が攻撃のポイントになります。

初戦で特大2ランを放った岩元選手を迎えるベンチ。準決勝でも打線の爆発に期待

 

一方、SUBARU投手陣を引っ張るのは、最速150キロの頭脳的な投球が冴える2年目右腕の手塚周投手⑲、精度の高い制球力を武器にマウンド度胸がある3年目左腕の阿部博光投手㉙の2本柱です。伸長著しい3年目右腕の上原進投手⑱も先発の一角を狙っています。川上雄太朗投手⑪、高橋史典投手⑭のベテラン右腕も衰えを見せていません。

|日本製鉄鹿島・クリーンアップの得点力に要注意

 

日本製鉄鹿島打線を迎え撃つ投手陣にとって、相手のクリーンアップは要警戒です。痛い目に遭った昨年の北関東大会の2試合で、4番・高畠裕平選手、5番・林悠平選手のバットが日本製鉄鹿島の全6得点のうち5得点をたたき出しました。また、3番に座る2年目の若武者・生田目忍選手は今季の公式戦で4本塁打をマークしている長距離砲です。13-3で七回コールド勝ちした29日の全足利クラブ戦でも、中軸打者3人が計5安打3打点をマークするなど好調さをアピールしています。チャンスで勝負強さを発揮するクリーンアップを迎える前に、塁上に走者をためないことが肝心です。

 

 

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