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技術系/航空宇宙生産技術
Y・K
2019年入社 理工学部環境学科
Q1
たまたまテレビ番組で観て興味を感じたのがきっかけだったのですが、学生時代、人力飛行機サークルに入り、飛行機づくりにハマってしまいました。自分たちで設計し製作した飛行機が滑走路から浮かび上がったとき、鳥肌が立つくらい感動しましたね。その感動をまた味わいたくて航空機メーカーを志望しました。その中からSUBARUを選んだ理由は、技術者の数が比較的少なく、その分だけ幅広い分野に携われると考えたからです。また、先輩社員たちの雰囲気も決め手のひとつ。面接などで会った先輩に、「尖っている」というか人間味豊かな人が多く、こんな人たちと一緒に仕事をしてみたいと思ったのです。
Q2
ボーイング777や767の胴体フェアリングを製造する組立工程の生産技術を担当しています。改良のための設計変更など、ボーイング社から送られてくる設計図を読み取り、製造に必要な手順書の作成や治具の設計を行っています。製造の現場で起こる困りごとや不具合などの対応も重要な仕事。さらに、製造サイドの視点に立ったフィードバックにも積極的に取り組んでいます。ボーイング社から出てくる設計図を検討し、製造時の効率や品質向上、あるいはお客様で実施する整備などでメリットがあると考えた場合には、設計の変更を提案。ボーイング社の設計者とWeb会議などで直接やり取りを行うこともあります。この役割を考えると、私たちが担っているミッションは、一般的に考えられている生産技術者のイメージとは少し違うのかもしれませんね。かなり設計寄りの業務も多い。設計から製造まで幅広い領域に携われることがこの仕事の面白さなのです。
Q3
ひとつは、現場の作業者から「ありがとう」と言われた時です。製造の人たちは誰もが気さくで、作業職場に行くと必ず声をかけられます。そんな声の中には相談ごとも多いですね。こうして持ちかけられた課題を職場に持ち帰り、作業指示書を改訂したり治具を工夫したり自分なりに改善を行っています。その改善が的中し、「作業の効率がよくなってすごく助かった」などと言ってもらえると、自分もすごく嬉しい。たまには「今回は微妙かな……」といった反応もありますが、こんなふうに気さくにざっくばらんに伝え合える関係も、SUBARUならではのよさなのではないでしょうか。
もうひとつの大きなやりがいは、自分が携わった航空機が空を飛んでいるのを見ること。先日、山陰で開催された航空祭で、私が携わった特殊な航空機が初めて日本の航空祭でお披露目されました。わざわざ有給休暇をとって見に行きました。いやあ、社会人になってから一番感動した瞬間でしたね。
Q4
ボーイング社から設計変更の指示が出た時にはその意図をできるだけ深くくみ取るように心がけています。その改訂にはどのような狙いがあるのか? あるいは他の部品でも同じような課題があるのではないか? といったことを検討し、必要があればこちらからもっとよい案を提案しています。また、私たちが携わった航空機に乗るたくさんの人々も大切なお客様。その人たちの安全を守るためにはわずかな妥協も許されません。製造の現場で判断をくだす時には、どんなに手間がかかろうとも必ず品質を優先し、最良の選択を行っています。この意識は、製造に関わる技術者すべてに共通するものだと感じています。
Q5
お客様にとって使いやすく、製造する作業員とってはつくりやすい、そんなものづくりができるエンジニアが私の目標です。高度な性能と品質が求められる航空機部品の製造では、部品一つひとつに対するつくり込みの深度が深く、注ぎ込まれる想いも深いように感じます。それだけに生産技術エンジニアが担う役割は大きく、活躍できる範囲も広いのです。しばらくは現在の仕事に真っ正面から取り組み、生産技術としてのスキルや経験を磨き、自分なりの強みを身につけていきたいと思っています。さらに将来は、その経験を活かし、チャンスがあれば新しい航空機の開発に携わってみたいですね。
Q6
学生時代は、問題解決へのアプローチやプレゼンの進め方などのスキルを身につけることを意識すると社会人になってから役立ちます。専門的な知識を学ぶことについては会社に入ってからでも十分に間に合うと思います。私は学生時代、環境系の学科で地震の研究をしていたのですから。
就活の時はついつい将来の仕事のことばかり考えがちですが、少し視点を高くして会社選びをした方がよいかもしれません。私は、仕事はとても大切なものですが、人生のすべてだとは思っていません。このようなスタンスの方が、仕事に対するモチベーションも長持ちするのではないでしょうか。まわりの上司や先輩たちを見ていても、仕事ばかりでなく人生を思いっきり楽しんでいるような人たちがSUBARUにはたくさんいます。
最近多いのは、同期と一緒にゴハンを食べた後、それぞれのクルマに乗って洗車場に行き、クルマの手入れをしながらのんびりおしゃべりをするというパターン。話している内容はほんとうに雑多なことです。連休の前などには、同期で集まってゴハンを食べながら旅行の相談をすることも。コーヒーを自分で淹れて飲むのが好きなので、休日には自家焙煎のコーヒー豆店を巡ったりもしています。