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技術系/自動車品質保証
J・I
2020年入社 工学部機械機能工学科
Q1
高校生のとき、たまたま自分も同乗していたのですが、母親がクルマを運転していて追突事故を起こしたのです。ちょうど同じ時期、父親はEyeSight搭載のSUBARU車に乗っていて。もしも母のクルマが父と同じようにSUBARU車だったら事故を未然に回避できたのではないか……。そう感じたことが、SUBARU車に関心を抱くきっかけでした。以来、クルマづくりへの興味が膨らんできて、大学でも自動車に関連する機械工学を学びました。就活ではいくつかの自動車メーカーを訪問しましたが、やはりあの時の印象が強かった。そこで、安全にこだわりを持つSUBARUに入社を決めたのです。
Q2
完成検査部で設備を担当しています。この完成検査は、SUBARUにおけるクルマづくりの最終ステップ。完成したクルマがお客様にお届けできる品質を満たしているか、細部に至るまで厳しくチェックしています。検査の効率やスピードも大切な要素にはなりますが、私たちが至上のミッションとしているのは、SUBARU車の品質を守ること。品質や安全に対するSUBARUの想いを体現する部署なのです。
私は現在、この完成検査ラインで使用する検査装置の導入や改善を担当しています。また、ここ矢島工場では新しい完成検査棟の立ち上げを進めており、そこに導入する装置のテストなどにも携わっています。
なかでも私にとってメインのテーマとなっているのが、ヘッドライトの検査に使用するエイミングテスター。ヘッドライトの光軸や照射範囲などを自動的に測定して調整する装置です。ヘッドライトの光の状態をカメラで撮影して画像を分析するというのが、この検査装置の基本的な仕組み。しかし、検査の対象物が光という曖昧なものだけに、いかに捉えてどのように分析するかが難しい。また、ヘッドライトの光の評価には官能的な要素も含まれるため、評価の基準づくりも容易ではないのです。入社2年目からずっと任されているテーマなのですが、自分にとってはまだ道半ばという感じですね。
Q3
SUBARU車に乗っていただくお客様が「いいね!」と安心して笑顔になってくれること。品質をつくり込んでいく私たちにとって、究極の目標はそこにあると考えています。けれども、その目標に近づいていくためには、まず現場の検査員がミスなく確実に検査できる環境を整えなければなりません。検査装置の開発や改善では、常にこのことを意識するように心がけています。
そのためには、現場を知ることが何よりも大切。頻繁に完成検査の現場に足を運んで、検査員と話をしたり、作業を見たりしています。「あっ、この操作の姿勢はちょっと不自然かな……」といったように、さりげない会話や観察から改善のヒントを得ることも多いのです。装置を開発する私たち、製作する協力会社、そして現場を担う検査員が三位一体となり、お客様の笑顔のために改善を重ねています。
Q4
若手の意見をどんどん取り入れてくれて、とても風通しのよい会社だと感じています。また、若手のうちから責任ある仕事を任せてくれます。いま取り組んでいるヘッドライトの検査装置も、現在では自分がメインとなって開発を進めています。
昨年は、ヘッドライトの品質改善のために、北米工場まで出張してきました。数名のチームで行ったのですが、設備担当は私一人。入社3年目の若手がこんな大役を任されて大丈夫なのかと、けっこうプレッシャーもありましたね。でも、品質に対する考え方の違いや、新しい技術に対する積極的な姿勢など、自分自身も学ぶことが多く、エンジニアとして成長につながる貴重な経験になりました。
Q5
現在任されている検査装置の性能を胸が張れるレベルにまで極めていきたい。それが直近の目標です。この検査装置によって、SUBARU車のヘッドライトの品質を、世界トップレベルの評価まで高めていきたいと思っています。さらに将来は、チャンスがあれば設計開発や製造など違う分野でも経験を積んでみたいですね。クルマづくりの上流から下流まで俯瞰できるエンジニア。それが自分にとっての目標なのです。大きな視野に立って、SUBARUのクルマづくりに貢献していきたいと考えています。
Q6
就活では、「自分のレベルではこの会社は難しそう」とか、ついついネガティブに考えがちではないでしょうか。そのように、チャレンジもしないうちから自分の可能性を狭めてしまうのはもったいないと思います。ぜひ、思い切ってトライしてみてください。SUBARUはもちろんですが、自動車業界は、前向きの意思があって自分なりに頑張ってきたものを持っている人であるならば、ちゃんと真っ正面から評価してくれる世界だと感じています。
最近はよく教習所に通っていました。オートバイの大型免許を取るためです。すでに中型の免許は持っていたのですが、まわりのいろいろな人から「大型のバイクに乗って一緒にツーリングに行こう」と誘われているうちに、その気になってしまいチャレンジしたのです。SUBARUは、クルマはもちろんですがオートバイ好きの人も多いようです。無事に免許も取得し、現在、新しいオートバイの購入を計画中です。