SUBARUは、2018年7月に発表した中期経営ビジョン「STEP」において、「品質改革」「組織風土改革」「SUBARUづくりの刷新」を掲げました。約3年にわたり様々な取り組みを推進し、従業員の意識・行動の変化が生まれるなど、着実に前進を続けています。 一方、自動車業界を取り巻く外部環境が環境技術とデジタル技術を軸に劇的に変化する時代において、2030年以降も確固たる市場競争力を維持するためには、SUBARUらしい商品・サービスとして実現できる技術を養い、高め、蓄積することに加え、これまで以上に経営視点を高め、将来への技術開発の体制を構築することが重要であると捉えています。 また当社がSTEPの「一丁目一番地」と位置付ける品質改革の流れを全社的な取り組みに結び付けるとともに、北米事業の持続的成長、海外事業を含むグループガバナンスおよびリスクマネジメント強化を引き続き経営上の重点課題としています。 これらを踏まえ、下記の通り組織改正ならびに執行役員の異動、担当業務の変更を行います。
記
1. 組織改正(2021年4月1日付)
<技術本部>技術統括本部、第一技術本部および第二技術本部を一つの開発体制に統合し、技術本部とします。
統合に向けた考え方は以下の通りです。
・将来技術を養い、高めるため、経営と直結した体制の構築
想定を超えるスピードで変化し、また先行き不透明な時代において求められることは、持ち得る選択肢を可能な限り増やし、リソース配分の意思決定を、スピード感をもって実行することと捉えています。特に次世代エネルギー、ADAS、コネクティッド、ソフトウェア(AIなど)といった、今後益々重要となってくる開発領域においては、CTO(最高技術責任者)の直轄であるCTO室*1に技術戦略立案からマネジメントおよびリソース配分決定の機能を持たせることで、経営視点での迅速かつ柔軟な意思決定に繋げます。
・日々のオペレーションを変革し、「SUBARUづくりの刷新」を加速させる体制の構築
自動車の開発領域が大きく変化する中、車体やパワーユニットといった従来の機能毎に分業された組織による開発体制を刷新し、部門最適から全社最適へ視点をより高め、将来技術を柔軟かつスピーディーに活用できる体制を目指します。加えて、調達、製造、アフターサービスとの連携を深め、全社一体となってモノづくりを行う体制とすることで、「STEP」で掲げる「SUBARUづくりの刷新」を加速させます。
<リスクマネジメントグループ> リスクマネジメントの実効性を高めるために、リスクマネジメント・コンプライアンス室および法務部をリスクマネジメントグループとし、CRMO(最高リスク管理責任者)が統括します。
*1:2021年1月1日付 組織改正で新設
2. 昇任執行役員(2021年4月1日付)
3. 新任執行役員(2021年4月1日付)
4. 退任執行役員
(2021年3月31日付)
吉永 泰之 (よしなが やすゆき) (現 会長)
注)取締役としての任期満了は2021年6月
(2021年6月付)
岡田 稔明 (おかだ としあき) (現 専務執行役員)
注) 2021年4月1日付でスバルファイナンス株式会社 代表取締役社長に就任予定
加藤 洋一 (かとう よういち) (現 専務執行役員)
注) 2021年6月開催予定の第90期定時株主総会を経て監査役に就任予定
5. 執行役員の担当業務の変更(2021年4月1日付)
上段:主な担当分野(専務以上)/業務執行責任範囲(常務以下)、下段:委嘱
*2:6月付けで退任予定 *3:SCI: Subaru Canada, Inc. *4:NASI: North American Subaru, Inc. *5:SOA: Subaru of America, Inc. *6:EVP: Executive Vice President
6. <ご参考:2021年4月1日以降の執行役員の担当業務>
*7:SIA: Subaru of Indiana Automotive, Inc.
以上
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