SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社*1は、2020年のモータースポーツ活動についての概要を発表しました。
■SUPER GT シリーズ 日本国内におけるモータースポーツの最高峰カテゴリーであるSUPER GTのGT300クラスに、 SUBARU BRZ GT300で参戦します。 チーム総監督はSTIの渋谷真が務め、チーム運営は「R&D SPORT」*2が担当します。ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制で臨みます。 2020年の参戦車両は、水平対向エンジンの信頼性向上や燃焼効率の改善、シャシーと空力特性の最適化、タイヤ接地性向上などを織り込み、シリーズ優勝を狙います。
■ニュルブルクリンク24 時間耐久レース 2008年から13年連続の参戦となる第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ・プファルツ州アイフェル、5月21日~24日)のSP3T*3クラスに、WRX STI NBR Challengeで参戦します。 チーム総監督はSTI の辰己英治が務め、厳しい選考を経て全国のSUBARU特約店から派遣されたメカニックが、STI エンジニアとともにチームを支えます。ドライバーはクラス連覇を達成した2019年から継続となる、カルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、山内英輝選手(日本)、井口卓人選手(日本)の4名で臨みます。 2020年の参戦車両は、空力の全面見直し、新サメ肌塗装処理、駆動系の強化、ブレーキの最適化等を織り込み、クラス優勝を飾った2019年のレース車両をさらに上回る速さを追求しています。進化した総合性能を武器に、SP3Tクラス3連覇はもとより、総合順位でも2019年の18位を上回る過去最高位を目指します。
■全日本ラリー選手権 全日本ラリー選手権にSUBARUのサポート選手がWRX STIで参戦します。昨シーズン最上位クラス*4で連覇を達成した新井敏弘選手および、勝田範彦選手、鎌田卓麻選手の3名へのサポート継続に加え、今シーズンは新たに昨シーズン最上位クラス準優勝の新井大輝選手をサポートします。 また各競技会場にて、SUBARU特約店から選抜されたメカニックが協賛選手の競技車両メンテナンスサポートを実施します。
■SUBARU BRZ ワンメイクレース GAZOO Racing 86/BRZ レースの各イベントに、STIがサービスチームを派遣し、スバルユーザーサポートを行います。
*1:スバルテクニカインターナショナル株式会社(代表:平岡泰雄、東京都三鷹市、略称:STI) *2:株式会社アールアンドデースポーツ(代表:本島伸次、神奈川県平塚市) *3:排気量2 リットル以下のターボエンジン搭載車のクラス *4:エンジンの気筒容積が2.5リットル(過給器つき車両は排気量×1.7で換算)を超える4輪駆動車のクラス
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