ニュースリリース

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2018年7月17日

SUBARUとベル 412ヘリコプター発展型機で協業

~「UH-X国際共同事業」の一環として 「SUBARU BELL 412EPX」を発表~

SUBARUと米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社(本社:米国テキサス州、ミッチ・スナイダーCEO、以下ベル社)は、イギリスのファンボロー空港にて開催中の「ファンボロー国際航空ショー」(主催:ファンボローエアショー)において、陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)のプラットフォームであり、本年7月に型式証明を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」(以下412EPX)型機での事業協力を発表しました。

2015年にSUBARUは、防衛省との間で現在の陸上自衛隊向けUH-1Jの後継機であるUH-X開発プロジェクト立ち上げ事業の試作請負契約を締結致しました。「412EPX」型機をベースにしたUH-Xは、日本の複雑で狭隘な地形でも人命救助を可能とします。

「412EPX」は、これまで412型機の多用途性や信頼性に対する高い評価を維持しながら、さらに能力を向上させた機体です。ベル社社長兼CEOのミッチ・スナイダーは“60年前に陸上自衛隊に最初にヘリコプターを納入して以来、ベル社とSUBARUは長年のパートナーであり、UH-Xおよび「412EPX」でもこの素晴らしい関係が継続、発展することを期待しています。”と述べました。

当社航空宇宙カンパニープレジデントの戸塚 正一郎は、“ベル社と協力のもと、「412EPX」をもって当社の民間機ビジネスを大いに発展させていきたい。”と述べました。
UH-XはUH-1Jの後継機として、2022年より陸上自衛隊向けに納入が開始される予定で、離島防衛や災害救助における活躍が期待されています。

「412EPX」は、メイン・ローター・ギアボックス*1の強化、ドライラン能力*2の向上、最大全備重量*3を12,200ポンド(約5,500kg)まで増加、マスト・トルク出力向上11%(飛行速度60ノット[約111km/h]以下)等の性能改良によって、運航されるお客様にさらなる輸送能力と運航効率の向上を提供します。

「412EPX」は、SUBARUとベル社から世界のお客様に向けて提供していく予定です。
また、民間型試作機は、ベル社施設(カナダ・ミラベル市)で試験を重ね、2018年7月5日に米国連邦航空局から型式証明を取得しました。

*1::エンジンの出力をメインローターブレードに伝達する変速機構
*2:メイン・ローター・ギアボックス内の潤滑油が抜けた状態で、30分間の飛行継続が可能な能力
*3:規定内の搭載物をすべて搭載したときの総重量

SUBARU BELL 412EPX

「SUBARU BELL 412EPX」

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