富士重工業は、今春発表予定の新型「SUBARU XV」の先行予約を2017年3月9日より開始します。
新型「SUBARU XV」は、「Fun Adventure」をコンセプトに、都会的で洗練されたデザインとスバルらしいSUVとしての走破性、そして世界トップクラスの安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVです。
新型「SUBARU XV」は、スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用。ラギッドなSUVデザインに流麗さを融合させた街で映えつつ、自然の中にも似合うデザインとし、広い視界と取り回しの良さ、乗り降りしやすい実用性を備えた都会的でクールな「スポカジスタイル」を実現しました。
また、歩行者保護エアバッグと先進運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備。次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、高い操舵応答性と操縦安定性を実現。背の高いSUV特有のロールを少なくし、危険回避性能も大幅に向上しました。さらにAWD制御システム「X-MODE」をSUBARU XVとして初採用。200mmの最低地上高を兼ね備え、本格SUV並みの悪路走破性を実現しました。
パワーユニットには直噴化した2.0リッターNAエンジンに加え、新たに1.6リッターNAエンジンを採用しました*3。
■新型「SUBARU XV」オフィシャルサイト http://www.subaru.jp/xv/xv/
*1:プロの使用にも耐えうる本格的な性能・品質を持ちながら、街でさりげなくセンス良く使いこなせるブランド *2:1.6iを除く全車に搭載 *3:国内仕様
新型「SUBARU XV」2.0i-S EyeSight(プロトタイプ)
【商品の主な特徴】
1. デザイン
スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を採用。都会的で洗練機能性を感じさせるシャープで躍動感のあるキャビンまわりと、力強く機能的なロワーまわりのコントラストによるスポカジスタイルを実現。さらに造り込まれた質感表現を行い、次世代スバルのSUVらしいデザインを目指しました。
(1) エクステリア
・フロントフェイス
フロントグリルは、安定感を表現するヘキサゴンモチーフを基本に、XVユニークのグラフィックとバンパーのテクスチャーと連動させた幾何学テクスチャーを施し、「Fun Adventure」 を体現したデザインとしました。また、スバル車の共通モチーフであるポジションランプは、グリルの横バーと連続性を持たせ、BOXERエンジンのピストンのイメージを表現。さらにランプ全体を薄型でシャープな造形とする事でスポーティさを表現しました。
・サイドスタイル
フロントフェンダーからドアパネル・リヤショルダーまでを繋ぐ抑揚豊かなキャラクターラインとリヤに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインにより、ソリッドなボディ表面に躍動感を持たせました。フロントバンパー・ホイールアーチ・サイドシル・リヤバンパーへと連続して設けたマットブラックのクラッディングには、動きのある形状とすることで、アクティブなスバルらしいSUVとして愉しさを表現しました。
・リヤスタイル
左右に大きく張り出したリヤコンビランプによりワイド感とシャープさを強調した軽快かつスポーティなデザインを採用。ブラックのリヤスポイラーやリヤバンパー上のマットブラックのクラッディングがもたらすラギッドなテイストとのコントラストにより、使用するシーンを選ばないXVらしい個性的なキャラクターを強調しました。
・アルミホイール
XVのスポーティでカジュアル、かつラギッドなキャラクターを体現した新デザインのアルミホイールを採用しました。
・ボディカラー
街に映える洗練された印象を与える「クールグレー・カーキ」とアクティブな印象を際立たせる「サンシャイン・オレンジ」を新たに採用。ブラックのクラッディングとのコンビネーションが映える、ビビッドで個性的なカラーです。
(2) インテリア
・カラーコーディネート
ブラックとグレーを基調とした質感高いインテリアの各所にオレンジステッチをアクセントとして加え、XVらしい遊び心やアクティブ感を表現しました。
・インストルメントパネル
インテリアは抑揚を持たせた大胆な造形により、「機能性に裏付けられたスバルらしいデザイン」を感じさせる仕様としました。インパネにはオレンジステッチを施し、質感を高めつつ遊び心を織り交ぜています。
・シート
4種類のシートトリムを設定。表皮やステッチに拘ることでスポ―ティさと遊び心を感じさせる、XVにふさわしいシートとしました。
2. パッケージ/ユーティリティ
200mmの最低地上高やアプローチアングルの最適化等により本格SUV並の優れた悪路走破性を実現。シーンを選ばないアクティブライフをより充実させる実用性を強化しました。
・ラゲッジルーム
日常生活だけでなく、スポーツやアウトドアなど趣味や遊びでの使い勝手も考えた多用途な荷室空間を実現しました。
・乗降性
直角近くまで大きく開くドアと広いドア開口部。さらにSUVらしい適度な高さのヒップポイントにより、誰でもストレスなくスムーズに乗り降りができます。
3. 安全性能
歩行者保護エアバッグとアイサイト(ver.3)を全車に標準装備。 また新プラットフォーム採用により危険回避性能を向上すると共に、衝撃エネルギー吸収量を現行車比1.4倍にするなど、衝突安全性能を飛躍的に高め、乗員・乗客はもとより、歩行者など周囲の人々も含めた安全性能を一層強化しました。
(1) 0次安全
・ステアリング連動ヘッドランプ
コーナーや交差点で、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプを採用。車両の進行方向を照射し夜間の視認性を向上させました。
・ハイビームアシスト
ステレオカメラで先行車や対向車などの灯火を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替え。夜間のドライブにおける安全性を高めました。
(2) 走行安全
・SUBARU GLOBAL PLATFORM
新プラットフォーム採用により、操舵応答性と操縦安定性を飛躍的に向上。車線変更などでは、操舵に対してクルマがリニアに反応することで、SUVの車高の高さを感じさせない、よりスムーズで安全な移動が可能となりました。
・アクティブ・トルク・ベクタリング
アクティブ・トルク・ベクタリングを全車に採用。旋回時のライントレース性を高め、危険回避とコーナリング性能を向上させました。
(3) 予防安全
・アイサイト(ver.3)
アイサイト(ver.3)を全車標準装備。さらに車線中央維持機能の新採用やACC(全車速追従機能付クルーズコントロール)の進化などにより安全性能を更に進化させました。
・スバルリヤビークルディテクション
自車の後側方から接近する車両を検知し、ドライバーに注意を促すことで安全運転をサポートします。
(4) 衝突安全
衝突安全性能も、新プラットフォームによって大幅に向上。衝突時のエネルギー吸収量を増大させて、乗員保護性能を一段と高めました。またボディ構造の最適化と高張力鋼板の適切な配置により、質量増を抑えながら、前面・側面・後面すべての衝突安全性を向上させました。
・歩行者保護エアバッグ
歩行者保護エアバッグを全車標準装備。バンパー内部の圧力センサーにより歩行者との衝突事故を検知し、瞬時にフロントガラスとAピラーの下端をエアバッグで覆うことで、歩行者の頭部へのダメージ軽減を図ります。
・運転席SRSニーエアバッグ
前面衝突時にドライバーの下肢へのダメージを軽減する運転席SRSニーエアバッグを採用。従来からのデュアルSRSエアバッグ、側面衝突時に乗員を保護するためのSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグも含め、合計7つ*4の乗員保護用エアバッグを標準装備することで、トップクラスの乗員保護性能を目指しました。
4. 走行性能
新プラットフォームの採用により、操舵応答性と操縦安定性を一段と高めました。また、SUVとは思えないロールの少なさを実現し、危険回避性能も大幅に向上させました。
(1) 操舵性
・ボディやサスペンション剛性の大幅向上
前後ともにサスペンションの構造を刷新することで大幅な剛性アップを実現。ボディもフレームワークを一新してボディ全体の剛性を高めることで、従来比+70~100%の大幅な剛性向上を実現しています。
(2) 静粛性
・ボディ剛性向上
フレームワークの一新や、プラットフォームと上屋骨格の結合強化、リヤフレームとサイドシルの結合構造見直し、構造用接着剤の採用などにより、ボディ全体の剛性を向上。これにより、ねじり剛性などの車体剛性を向上し、振動騒音を抑えました。
・サスペンションの改良
フロントサスペンションは、クロスメンバーの構造を変更してエンジンマウント取付け部の剛性を向上。振動を遮断するようにしました。またリヤサスペンションでは、サブフレームブッシュの形状を工夫することで、ブッシュを硬くすることなくサブフレームのロールを抑制。これにより運動性能と振動騒音の低減を両立しました。
(3) 快適な乗り心地
・スタビライザーの取付け位置変更
サスペンションの取付け部剛性を高めることで、しっかりとダンパーを動かせるようにするとともに、ダンパーの減衰力を最適化。さらにリヤスタビライザーを車体に直接取り付けることでサブフレームへの入力が減り、車体の揺れを抑えました。
5. パワートレイン
2.0リッターエンジンを直噴化すると共に、新たに1.6リッターエンジンを採用。ドライバーの感性にジャストフィットする心地の良い加速性能と環境性能を両立しました。またSUBARU XVとして初の「X-MODE」の採用など、SUVとしての本格性能も兼備えました。
・2.0リッター直噴NAエンジン
燃料システムの直噴化をはじめ、約80%の部品の設計を見直すことで、優れた燃費と実用域トルクの向上を実現しました。
・1.6リッターNA エンジン
SUBARU XVとして新たに採用。高い静粛性と操縦安定性、優れた燃費を実現しました。
・シンメトリカルAWD
あらゆる走行状況においてAWDのメリットを最大限に引き出すことができる、アクティブトルクスプリットAWDを全車に標準装備。リアルタイム制御により、4つのタイヤに最適なトルクを配分。優れた悪路走破性を発揮します。
・X-MODE
シンメトリカルAWDの走破性をさらに高める電子制御システム「X-MODE」を採用。エンジン・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御。4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路や滑りやすい路面、下り坂も安心して走ることができます。
*4:運転席SRSニーエアバッグ、デュアルSRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ
【新型「SUBARU XV」(プロトタイプ)主要諸元】 ※数値は参考値
*5:全高はルーフアンテナを倒した状態での数値(ルーフレール装着車は+45mm)*6:リニアトロニック:フル電子制御自動無段変速(CVT)
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