第42回東京モーターショー2011出展概要
富士重工業は、第42回東京モーターショー2011において、スバルのブランドステートメントである“Confidence in Motion”のもと、スバルが提案する「安心と愉しさ」という価値を表現します。
コンセプトカーとして、“Confidence in Motion”を具現化し、「革新スポーツツアラー」をテーマとした「SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT」を出品。
また、「新型SUBARU IMPREZA」や、トヨタ自動車と共同開発を進めている水平対向エンジン搭載のFRスポーツ車「SUBARU BRZ」を展示。さらに、スバル独自の技術展示も行ないます。
なお、プレスブリーフィングは、11月30日(水) 9:15から、スバルブース(東3ホール)にて、社長の吉永 泰之が行ないます。
SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT
《主な出展内容》
【参考出品モデル】
◆ SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT (スバル アドバンスド ツアラー コンセプト)
1. 車両コンセプト
走りの愉しさと環境性能を高次元でバランスさせた「革新スポーツツアラー」をテーマに“Confidence in Motion”を具現化したデザインです。
Cセグメントクラスの「ハイパフォーマンス&ユーティリティを備えた近未来スポーツワゴン」として、従来ワゴンモデルにない斬新なエクステリアデザインと、スバルが長年培ってきたワゴンユーティリティを高い次元で両立したモデルとしました。
スポーツユニットとして定評のある水平対向エンジンの直噴化に加えて、ダウンサイジングコンセプトやスバルオリジナルHEVテクノロジーを織り込むことで、スバルの独創技術であるシンメトリカルAWDをさらに進化。これまで以上のスポーティな走りと高い環境性能を両立するモデルです。
2.デザイン、パッケージング
<エクステリア>
- ブランドステートメントである“Confidence in Motion”を具現化するデザインとして、Cセグメントワゴンパッケージの中で、積極的な走りを期待させる流麗で躍動感溢れるデザインと、ワゴンならではの高効率ユーティリティを両立。
- 伸びやかに描かれたサイドラインはクーペスタイルをも思わせるスタイリッシュなデザイン
<インテリア>
- 「 ヒューマンセンタードコンセプト」のもと、乗員全てが安心してドライブを楽しむことができる快適で上質な車内空間を実現しました。
- ルーフ全体をガラスで覆い開放感を演出するとともに、インテリアにはウッドやメタルなど質感の異なる素材を組み合わせることで、豊かな表情を持つ車内空間を実現しています。
- ステアリングには大型モニターを配し、地図情報やTV機能はもちろんのこと、ネットを介した各種情報等の表示など様々な情報をダウンロードでき、自動車を介したアクティブライフを支援します。
3.メカニズム
(1)次世代パワーユニットシステム
ダウンサイジング直噴ターボエンジン
- 今後のスバルのエンジン戦略の方向性を示すキーテクノロジーのひとつ。
軽やかな加速レスポンスと高い環境性能を両立する新世代水平対向エンジンをベースに、シリンダー内に必要な量を必要なタイミングで直接燃料を噴射する直噴技術と、効率よく多量の空気を送り込むターボ技術を組み合わせた「直噴ターボシステム」の採用に加えて、現行ターボエンジンの排気量(2,500㏄、2,000㏄)をダウンサイジング化(1,600㏄)することで、現行ターボエンジンを大幅に上回る常用域での燃焼効率改善を実現しています。
高トルク対応型リニアトロニック
- スバルの新世代トランスミッション。量産AWD用としては世界初となるチェーン式縦置きCVT。このリニアトロニックを改良し、高出力ターボエンジンへの対応を図りました。
ハイブリッドシステム
- シンメトリカルAWDの魅力を更に高めるスバルオリジナルのハイブリッドシステム。
スバルの特長であるシンメトリカルAWDに適合するように、スバルオリジナル技術として開発。構成がシンプルで軽量なシングルモーターシステムを採用しました。 - 本システムは、発進時や低速巡航時にモーターのみでのAWD走行を可能にする「EVモード」を搭載。減速時にはモーターを発電機として活用する回生機能も搭載しています。
(2)EyeSight(アイサイト)
2010年5月の発売以来好評をいただいている先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」を進化させ、ステレオカメラによる認知可能範囲を前後方向、左右視野角方向に広げました。
【主要緒元】
全長×全幅×全高(mm) | 4,580×1,840×1,430 | |
パワーユニット | エンジン | 1.6ℓ水平対向直噴ターボエンジン |
トランスミッション | 高トルク対応型リニアトロニック | |
駆動システム | シンメトリカルAWD+ハイブリッドシステム | |
電池種類 | リチウムイオンバッテリー |
◆ |
SUBARU IMPREZA SPORT(5Door)/ IMPREZA G4(4Door) |
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(スバル インプレッサ スポーツ/ジーフォー)(11月30日発表予定) |
1. 車両コンセプト
「New Value Class」
新型水平対向エンジンや、新開発のリニアトロニック(CVT)、軽量化、空力性能、ころがり抵抗など基本構造から全面的に見直しを図り、改良を積み重ねた結果、燃費を中心とした環境性能の大幅な向上を実現しました。
また、クルマ本来が持つ愉しさである「運転する気持ちよさ」のさらなる追求。さらに、ボディサイズを拡大することなく、広く快適で、かつ質感の高い室内空間を実現するなど、クラスを超えた新しい価値観を提供します。
【主要緒元】
新型インプレッサ | ||
ボディタイプ | 5ドア、4ドア | |
全長×全幅×全高(mm)<5ドア> | 4,415×1,740×1,465 | |
パワーユニット | エンジン | 1.6ℓ、2.0ℓ新型水平対向エンジン |
トランスミッション | リニアトロニック(CVT) |
◆ SUBARU BRZ (スバル ビー アール ゼット)
1. 車両コンセプト
「Pure Handling Delight」
心臓部には、軽量・コンパクト・低重心の特長を持つ水平対向エンジンを搭載し、FRレイアウトと組み合わせ、世界トップクラスの低重心を追求し、優れたハンドリング性能を実現することで、誰もがクルマを操る愉しさと悦びを感じられるスポーツカーとしました。
2.メカニズム
新型水平対向エンジンをベースにスポーツカーに求められる要件を満たすように専用に開発した2.0ℓ水平対向4気筒エンジンを搭載しました。具体的には、ボア×ストロークが86mm×86mmとなるスクエア型構造に、トヨタの直噴技術 D-4S(燃料噴射システム)を組み合わせ、高出力と高い環境性能を両立、新時代のスポーツカーにふさわしい性能を実現しました。
【主要緒元】
全長×全幅×全高(mm) | 4,240×1,775×1,300 | |
ホイールベース(mm) | 2,570 | |
パワーユニット | エンジン | 2.0ℓ水平対向直噴エンジン |
トランスミッション | 6MT/E-6AT | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
サスペンション形式 | 前/ストラット、 後/ダブルウィッシュボーン |
◆ S206 (11月24日発表予定)
スバルのモータースポーツ活動を統括しているスバルテクニカインターナショナル*が、スバルインプレッサWRX STI 4ドアをベースに、これまで培ってきたノウハウを活かした独自のチューニングを施すことで、操縦安定性能やハンドリング性能を究極まで磨き上げたSTI コンプリートカーです。
*:スバルテクニカインターナショナル株式会社(代表:唐松洋之、東京都三鷹市、略称:STI)
《出展物一覧》
【参考出品モデル】
- SUBARU ADVANCED TOURER CONCEPT (ワールドプレミア)
- SUBARU IMPREZA SPORT/ IMPREZA G4 (ジャパンプレミア/11月30日発表予定)
- SUBARU BRZ (ワールドプレミア)
- S206 (11月24日発表予定)
- SUBARU LEGACY B4 2.5GT EyeSight S Package
~Premium Leather Selection~ - SUBARU EXIGA 2.5i spec.B EyeSight
- SUBARU FORESTER 2.0XS typeS
- 他
【市販モデル】
- SUBARU LEGACY OUTBACK 2.5i EyeSight EX Edition
【技術展示】
- 新世代BOXERエンジン ラインアップ
なお、商品等についてのお問い合わせは、最寄りの販売会社、
またはSUBARU お客様センター「SUBARU コール」 0120-052215 までお願いいたします。