2011年8月2日

富士重工業 2012年3月期 第1四半期連結業績の概要

<2012年3月期 第1四半期業績:連結売上高>

東日本大震災による大幅な生産台数減の影響により、スバルの海外販売は前年同期比23.8%減の88千台となりました。一方、国内販売においては、商品力強化をしたインプレッサをはじめとした登録車の受注が好調で、その受注残の解消に努めたことと、昨年11月に導入した新型車トレジアが上乗せになることで前年同期を上回りました。しかし、軽自動車が前年を大きく下回り、国内販売全体では同13.2%減の31千台となりました。全世界合計の販売台数は同21.3%減の118千台となりました。この結果、連結売上高は売上台数の減少、さらには為替の円高による影響もあり、同18.9%減の3,004億円となりました。

<2012年3月期 第1四半期業績:連結損益>

営業利益は販管費をはじめとした諸経費削減に努めたものの、震災影響によるスバルの販売台数減と為替の円高の影響により、前年同期比52.9%減となる107億円となりました。経常利益は同51.7%減の117億円、純利益は本社ビル売却による特別利益261億円が発生することから同48.7%増の285億円となりました。

<2012年3月期 通期業績見通し>

通期連結業績見通しについては、為替レートの見通しが不透明であることや、生産の本格的な回復時期を10月以降と見通していることから前回(2011年7月6日)発表値を据え置きます。


※通期連結業績予想(2011年7月6日公表)
 売上高1兆4,800億円、営業利益300億円、経常利益250億円、当期純利益350億円、
 想定為替レート¥81/$、¥115/EURO