SUBARUと同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社*1は、2025年のモータースポーツ活動についての概要を発表しました。
■SUPER GT シリーズ 2025年シーズンも引き続きGT300クラスに、SUBARU BRZ GT300で参戦します。 チーム総監督は小澤正弘、チーム運営は「R&D SPORT *2」が担当し、R&D SPORTの澤田稔が監督を務めます。 ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手の2名体制で臨みます。 2025年から導入されるFIA国際規格のロールケージに合わせニューマシンを開発し、開幕戦より参戦します。 エアロコンセプトを一新することで空力性能を向上させ、タイヤパフォーマンスを引き出すセットアップをより進化させた強いSUBARU BRZで、2021年シーズン以来のシーズンチャンピオン獲得を目指します。
■ニュルブルクリンク24 時間耐久レース 第53回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ・プファルツ州アイフェル、6月19日~6月22日)のSP4T*3クラスに、SUBARU WRX NBR CHALLENGEで参戦します。 チーム監督は沢田拓也、ドライバーはカルロ・ヴァンダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、佐々木孝太選手(日本)、久保凜太郎選手(日本)の4名で臨みます。 2024年SP4Tクラスで初優勝した車両にさらなる改良を加え、SP4Tクラスの二連覇を目指します。 また、今回も全国のSUBARU販売店から選抜された8名の精鋭メカニックがチームに参加し、レースをサポートします。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は1990年より継続して行っており、メカニックの技術力向上によりお客様へカーライフの「安心と愉しさ」をお届けするとともに、SUBARU、STI、販売店、SUBARUグループが一体となり、SUBARUファンに「運転が上手くなるクルマ」を提供していきます。
■全日本ラリー選手権 2025年シーズンも引き続き、SUBARU WRX S4をベースにした車両でシリーズ参戦する新井敏弘選手のチーム運営サポートを行います。 FA24型2.4リッター直噴ターボエンジン、スバルグローバルプラットフォームによるベース車の高いポテンシャルを発揮し、シーズンを通してクラス上位入賞を狙います。 また、各競技会場にて、SUBARU販売店から選抜されたメカニックが新井選手の競技車両メンテナンスサポートを実施します。
■TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2025年シーズンも引き続き、TOYOTA GAZOO Racingに協力し大会運営をサポートするとともに、STIがサービスチームを派遣しSUBARU BRZ Cup Car Basicで参戦するユーザーを支援します。
■スーパー耐久シリーズ 2025年シーズンも引き続き人財育成と次世代商品への技術的なフィードバックを目的として、「Team SDA*4Engineering」で、スーパー耐久シリーズに参戦します。チーム体制は、SUBARUの社内エンジニアを主として、代表は本井雅人、監督は伊藤奨、ドライバーは井口卓人選手、山内英輝選手と、社員ドライバーの伊藤和広、花沢雅史が挑みます。 参戦車両は、昨シーズンに引き続き「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT」とし、水平対向ターボエンジン(スポーツユニット)のカーボンニュートラル燃料の検証を含めた環境対応と、エンジン出力をはじめとした高性能化の両立を目指しながら、AWD駆動力制御など各種将来技術をレースの現場でさらに磨いていきます。また、SUBARU航空宇宙カンパニーとの社内連携による、航空機部品の廃材を使用した再生カーボンによる機能パーツの採用を拡大していきます。
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