SUBARUのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル*1は、2024年5月30日から6月2日にかけてドイツ・ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催された第52回ニュルブルクリンク24時間レースに、「WRX S4」をベースとする車両で参戦し、SP4T*2クラスで初優勝を果たしました。
「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」(ドライバー:カルロ・ヴァン・ダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎)は、SP4Tクラスのポールポジションからスタート。きわめて過酷なコースを走行する中で、序盤からノートラブルでリードを築き、スバルディーラーメカニック8人を含む整備チームの迅速かつ的確な対応によって完璧なレースを展開しました。しかし、一時総合40位まで順位を上げるも濃霧による視界不良のため長時間の赤旗中断。その後も天候は好転せず、レース再開できないままセーフティカー先導のフォーメーションラップにてSP4Tクラス優勝のチェッカーフラッグを受けました。昨年からの参戦となるSP4Tクラスにて初クラス優勝、総合順位51位*3、周回数44周となりました。
「究極の一般公道」「緑の地獄」とも言われるニュルブルクリンク・サーキット(1周25.95km)における24時間レースでのクラス優勝により、SUBARU車は水平対向エンジン、シンメトリカルAWDをはじめとして、その信頼性や耐久性、高次元のパフォーマンスをあらためて実証し、スバルグローバルプラットフォームや2.4L直噴ターボエンジンの真価を証明しました。 SUBARUとSTI は、モータースポーツにおいても確かなモノづくりによる「安心と愉しさ」を実現し、今後も世界中のお客様の信頼と期待に応えていきます。
辰己英治総監督コメント 「クルマとしてはほとんど計画通りに仕上がっていました。ただ、予選はドライでクリアラップが取れずでしたが、雨の中カルロが渾身のアタックで8分53秒台を記録してくれました。車重は重くハイパワーでもないこのクルマですが、GT4と肩を並べるくらい速いクルマになったなあと感慨深いです。STIの技術を使ったパーツが良い仕事をしてくれたのだと思います。今年は7時間半で終わってしまいましたが、耐久性にも自信があったのでできれば24時間を走らせてみたかったですね。とはいえ、悔やむこと、思い残すことはありません。」
<車 両> SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024 <総 監 督> 辰己英治 <ドライバー> カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、佐々木孝太、久保凜太郎 レース詳細については、下記オフィシャルWebサイトをご覧ください。
<SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024オフィシャルWebサイト> https://www.subaru-msm.com/2024/nbr/
[PDF/368 KB]