株式会社SUBARU(以下、SUBARU)群馬製作所(群馬県太田市)に勤務する従業員が、厚生労働省による令和4年度の「卓越した技能者(現代の名工)」表彰*1の対象者に選ばれました。
受賞者:中嶋 洋(なかじま ひろし) 受賞職種:自動車板金工
【受賞理由】 自動車板金工に求められる、高い空間・形態把握能力を活かした鋼板の手加工に卓越した技能を有しており、試作車ボディの外板パネルの成形や技能五輪競技課題の工法研究において、その高い技能を発揮していることが高く評価されました。 また、SUBARU社内において「技能五輪skill評価システム」を発案・導入することで、技能五輪出場選手の訓練進捗状況や技能レベルを視覚化し、指導者として出場選手の育成および入賞に貢献しており、これらの功績が認められたものです。
この「卓越した技能者(現代の名工)」表彰制度は、技能が卓越し、国内で第一人者と目されている現役の技能者を厚生労働大臣が表彰することによって、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の地位および技能水準の向上を図ることを目的とするもので、昭和42年度から実施されています。 SUBARUでの受賞者は、今回で4人目となります(旧称の「富士重工業」時代から通算)。
受賞理由にもある、技能五輪出場選手の育成および入賞については、11月4日~7日に開催された「第60回技能五輪全国大会」にSUBARUから出場した選手5名(プラスチック金型1名、旋盤1名、自動車板金3名)を含むSUBARU社内の技能五輪チーム約20名の監督を務めており、今回は自動車板金職種で銅賞1名(小川 力哉)、敢闘賞1名(島田 真太朗)の2名の入賞者を輩出しました。
SUBARUは、ありたい姿「笑顔をつくる会社」を目指して、提供価値である「安心と愉しさ」を進化させています。 その一環として、技能五輪をはじめとする社内外の様々な教育・研修プログラムを通じて、製造業の根幹であるモノづくり人財の技能伝承と向上に努めており、また、その技能伝承のために、今回の「現代の名工」受賞者のような優れた指導者の育成にも力を注いでいます。
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