女性活躍推進プロジェクトと健康支援の新たな試み

女性活躍推進プロジェクトと健康支援の新たな試み

記事内の日付や部署名は、取材当時の情報に基づいた記述としています

仕事は違っても、「笑顔をつくる」という想いでつながる「SUBARUびと」。様々な部署で働く「SUBARUびと」を、仕事内容や職場の雰囲気を交えてご紹介します。今回は群馬製作所の健康支援センターで活躍する村川さんにインタビューしました。

村川 真梨菜さん

村川 真梨菜(むらかわ まりな)さん

2023年に中途入社前職は総合病院の神経内科、糖尿病内科、コロナ病棟で看護師として勤務。SUBARU入社後は群馬製作所健康支援センターの看護師として、社員の健康にまつわる分野の仕事に従事している。

目次

「治療」から「予防する」
産業保健分野へ

村川:
2023年にSUBARUへ中途入社し、現在は群馬製作所の健康支援センターで看護師として働いています。入社前は総合病院に勤務し、神経内科、糖尿病内科、そしてコロナ病棟での経験を積みました。特にコロナ病棟では、高血圧や肥満などの生活習慣病を持つ40~50代の方が重症化し、亡くなるケースを目の当たりにしました。この経験から、治療だけでなく“予防”の観点でアプローチする産業保健分野で働きたいと強く感じるようになりました。ちょうどその頃、引っ越すのをきっかけに予防医療の分野での活躍できそうな企業の看護師にチャレンジしようと思いました。SUBARUを選んだ理由は、人を中心としたモノづくりに共感したからです。
入社後は、病院とは全く異なる環境に驚きました。病院では、病名がつけば治療の道筋がある程度決まっていますが、産業保健の分野には正解がありません。やりたいと思っていたことですが、今も何が社員のためになるのか試行錯誤しながら取り組んでいます。

村川さん

女性活躍推進プロジェクトの
一環で生理セミナーの講師に

村川:
近年、群馬製作所の健康支援センターは、一般診療からより多くの社員を対象とした病気の予防活動にシフトし、大きな転換点を迎えました。私の日常業務は、主に社員と産業医の面談への同席や保健指導に加えて、細かな事務作業を担当しています。その他にも、急に体調不良になった人やケガをした人に対応することもあります。
健康支援センターのメイン業務である予防活動で私が取り組んでいるのは、2023年度に女性活躍推進プロジェクトの人事部担当者と始めた「生理セミナー」です。初年度は女性社員を対象に、2024年度はチームリーダー層を対象に、講師としてセミナーを開催しました。内容は、一般的な生理の説明に加え、事前アンケートで寄せられたお悩みへの回答も実施しており、女性の割合が少ない職場では、男性が「どう対応すればよいかわからない」という声が多くありました。女性活躍推進プロジェクトの担当者と少しでも生理に関する基本的な知識を社員に共有し、理解を深めることで、働きやすい環境にしたいと思い取り組みました。参加者からは「理解が深まった」という声が届き、実施して良かったと嬉しく思っています。また、2025年に敷地内禁煙を実施すべく取り組みを進めています。これを機に、たばこをやめたいと考えている人の背中をそっと押し、社員の健康をサポートできればと思っています。

村川さん

チームリーダー層を対象に「生理セミナー」を実施する村川さん

より身近な
健康支援センターを目指して

村川:
健康支援センターは社員に対して健康上の課題を踏まえた予防活動を行い、社員の健康を促進することが目標です。群馬製作所の中でも、本工場、矢島工場、大泉工場、北本工場で、それぞれの健康課題があると思いますので、各工場の特色に合った施策も検討しています。他にも、保健指導のための資料を作成し、健康に関する情報を積極的に社内に発信しています。今後はさらに、一人ひとりに合わせた保健指導内容への変更、また社員が知りたがっている健康情報を様々な形で発信し、気軽に相談できる環境を整えていきたいと考えています。
病院勤務を経て産業保健の分野に入り、治療から予防へとメインの役割は変化しましたが、今後はさらに社員が心身ともに健康に働けるように、サポートできることをどんどんしていきたいです

村川さん

社員の健康の促進するために、現場での予防活動を実施する「SUBARUびと」。ぜひ次回のコラムもご期待ください。

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