SUBARU陸上競技部ルーキーたちの挑戦

SUBARU陸上競技部
ルーキーたちの挑戦

記事内の日付や部署名は、取材当時の情報に基づいた記述としています

仕事は違っても、「笑顔をつくる」という想いでつながる「SUBARUびと」。様々な部署で働く「SUBARUびと」を、仕事内容や職場の雰囲気を交えてご紹介します。今回は、SUBARU陸上競技部に2024年度に入部したルーキー3人に、入部のきっかけと全日本実業団対抗駅伝競走大会(以下、ニューイヤー駅伝)への想いを聞きました。

目次

強みをより強化して
感動を届けたい

山本唯翔さん

SUBARU陸上競技部
山本 唯翔(やまもと ゆいと)さん

城西大学出身。箱根駅伝で2年連続の区間賞と区間新記録を達成し、最優秀選手に贈られる「金栗四三杯」を受賞。ファンの間で『山の妖精』と親しまれた。SUBARU入社後は、2024年の東日本実業団駅伝でエース区間3区を任されるも悔しい結果に。ニューイヤー駅伝ではリベンジを誓う。

山本:
私は「関東の実業団で陸上を続けたい」という気持ちがあり、大学時代のコーチがSUBARU陸上競技部のOBだった縁で、在学中にSUBARUの合宿に参加させてもらいました。その時に先輩はじめチームのみんなが優しくて「SUBARUっていいチームだな、ここなら自分の記録を伸ばせそうだ」と感じて入部を決めました。
入ってみると、オフは小中学生時代を思い出すような仲の良さ(笑)でありながら、競技となると超集中モードに切り替わる、先輩たちのそのメリハリがすごいなと思っています。

一方、入部当初は自分で練習メニューを組み立てるSUBARUのスタイルに戸惑いました。自分に甘えが出ればすぐ弱くなってしまう…と、責任を持つことの重みを感じたからです。今は、先輩や監督、スタッフにアドバイスをもらいながら自分なりの練習スタイルを確立しようと試行錯誤しています。

山本唯翔さん

私は上り坂に強いイメージがあるかもしれませんが、レースの中盤でもペースを落とさずに一定の速度を保てることや、どんな状況でも諦めないことも私の強みだと思っています。今後は、自分の強みを活かせるような練習を重ね、個人としてはマラソンにチャレンジして、2028年のロサンゼルスオリンピックを目指したいと思っています。今はマラソンも高速化していて、まだまだラストスパートやスピードは改善の余地があるので、しっかり結果を残せるように長期的に準備していきたいです。そして、ニューイヤー駅伝では、応援してくださる地元の皆さんに、いい走りをして感動を届けたいです

山本唯翔さんと並木寧音さん

粘り強さとスピードを武器に
チームに貢献したい

並木寧音さん

SUBARU陸上競技部
並木 寧音(なみき ねお)さん

東京農業大学出身。大学2年時に関東学生連合チームで箱根駅伝2区を駆け抜けた。チームで箱根の経験を分かち合いたいと思い、大学4年時は主力として走りでチームを引っ張り、東京農業大学を10年ぶりに箱根へ返り咲かせた。
SUBARU入社後、チームで1番勢いのあるルーキー。2024年の東日本実業団駅伝では重要区間1区を任され、果敢な走りでチームを引っ張った。

並木:
私は大学時代の監督が元SUBARU陸上競技部監督だったこともあり、「SUBARUっていいところだぞ」という話をよく聞いていました。いろいろな実業団を見て回る中でSUBARUの練習に参加してみて、自分で練習メニューを組み立てて実行するのが自分に合っていそうだったので、SUBARU陸上競技部への入部を決めました。

並木寧音さん

チームはとてもいい雰囲気で、毎日が楽しいです。活躍している先輩たちの背中を追いかけたいですし、同期の山本さんも三浦さんも強いので、負けられないという思いで日々の練習に取り組んでいます。元々、私の持ち味は粘り強さで、入社してからはスピードを強化したいと考えていました。自分なりに練習メニューを組み立てる中にスピード練習を取り入れてやってきた結果、すでに自己記録を更新でき、自分自身の成長を感じています。普段はそれぞれで個の力を高めて、駅伝になるとぐっとその力がまとまるのがSUBARUの強みだと思います。一人で走るのは苦しいけれど、「チームのためにゴールしたい」「次の人に一秒でも早く渡したい」という気持ちになるのは駅伝ならではで、自然とがんばれます。ニューイヤー駅伝でチームの目標を達成できるよう、私自身もより力をつけていきたいです。

個人の目標は、マラソンで世界大会に出ること。同期の三浦さんはオリンピックや世界大会に出ていて、彼から世界大会の良さや面白さを聞いて、より一層そこを目指したいという気持ちが強くなりました。粘り強さとスピードを武器に、行けるとこまで行きたいです。

並木寧音さんと山本唯翔さん

同期3人のフレッシュな走りで
チームを勢いづけたい

三浦龍司さん

SUBARU陸上競技部
三浦 龍司(みうら りゅうじ)さん

順天堂大学出身。高校、大学時代から数多くの記録を塗り替え、世界大会では何度も実績を残してきた。持ち前のスピードと新人らしいフレッシュな走りで、ニューイヤー駅伝ではチームの目標達成を目指す。

  • 2021年東京オリンピック 7位入賞
  • 2022年オレゴン世界陸上競技選手権 3000MSC出場
    ダイヤモンドリーグ 3000mSC 4位入賞
  • 2023年ブダペスト世界陸上競技選手権 3000mSC 6位入賞
    ダイヤモンドリーグ 3000mSC 5位入賞
  • 2024年パリオリンピック 3000mSC 8位入賞
三浦:
私は「3,000m障害」を極めて、国際的な大会にもチャレンジしたいという思いがあります。奥谷監督がその思いに理解を示してくれたこと、SUBARU陸上競技部の雰囲気がよかったことに惹かれて入部を決めました。入部後は世界に挑戦する機会を十分にもらえていることで、成果を出せていると思います。今後は、まず来年の世界陸上でのメダル獲得、そして長期的には次のロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得が大きな目標です。

SUBARUは選手全員が自分の目標や試合に向けて行動する自主性を持ち、自分のことを考える力が高いと感じます。ニューイヤー駅伝という同じ目標に向かうとき、そうした力がまとまると必ず強いチームになれると思っています。また、同期の山本さんと並木さんは目指す目標など共感できるところが多く、心強い仲間です。先輩、同期ともに目標は違えど同じ熱量を持ってやっている仲間が周りにいて、その思いを共有できることはありがたいことだと感じています。

三浦龍司さん

ニューイヤー駅伝は自分の専門種目とは違いますが、トラックで得たスピードを武器に、上位入賞に貢献できる走りをしたいと思っています。地元の皆さんの熱い応援の中で走ることはすごく楽しみですし、私を含め同期3人のフレッシュな走りでチームを勢いづけたいと思っているので、ぜひ注目してもらえるとうれしいです。今のSUBARUはすごく強いチームなので、いい順位で走っている姿を見せて応援してくださる皆さんに喜んでいただきたいなと思っています。

三浦龍司さん

自律したチームへと成長し続け、地域と共に走る「SUBARUびと」。ぜひ、次回のコラムもご期待ください。

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