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DESIGNER'S STORY
100通りの車からのメッセージを、最適な形でお客様に伝える。
UI/UXデザイン / サウンド / 体験調査
経営企画本部 価値づくり推進室
デザイン部 マルチモーダルHMI開発主査
K・M
2019年入社。HMIデザイン業務、ブランドデザイン業務を経て、現在はマルチモーダルHMI開発に従事。 デザイン学科 メディアデザイン専攻卒。
「最近のマイブームは、ゴルフと東京湾でのサビキ釣りです」。

SELF INTRODUCTION
自己紹介と仕事内容
直感に馴染むUXデザインが、安心なドライブへ導く
SUBARUでUI/UXデザイナーを担当しているK・Mです。大学では情報デザインを専攻し、2019年に新卒でSUBARUに入社しました。
SUBARUのUXザイナーは、GUI(グラフィックユーザーインターフェース)だけでなく、サウンドインターフェースなど、多岐にわたる領域を担当し、クルマ全体の「使いやすさ」と「心地よさ」を追求しています。
私たちの仕事は、デザインの美しさはもちろん、ユーザーが直感的に操作でき、安心してドライブを楽しめる体験を創り出すことです。他のデザイナーや設計チーム、実験チームへ提案、議論を重ねながら、SUBARUのお客様にとって最も心地よいクルマを実現できるよう、日々探求しています。
自身の積み重ねた経験が、お客さま視点の正解を導き出す

STORY 01
音で伝える安心と愉しさ — SUBARUのサウンドインターフェース開発
私は現在、クルマの状態をドライバーに伝える通知音、「サウンドインターフェース」のデザインに取り組んでいます。ミッションは、最適な方法でクルマからお客様へメッセージを届けること。そのメッセージは100種類以上に及び、すべての音が直感的に理解できるだけでなく、お客様のドライブ体験に自然に溶け込むものである必要があります。だからこそ、「安心」と「愉しさ」のバランスを大切にしながら、細部までこだわって開発を進めています。
また、GUI(グラフィックユーザーインターフェース)とのマッチングも重要な要素です。視覚と聴覚がスムーズに連携するよう、音とGUIを同時に評価できるプロトタイピングツールを活用し、ドライバー目線で体験できる環境を用意しています。
さらに、国や地形によって道路の素材や交通文化が異なるように、通知音の響き方や求められる役割も変わってきます。そのため、音づくりにも「海を渡った視点」が不可欠だと考え、グローバルな視野で開発に取り組んでいます。
音を通じて、より直感的で心地よいドライブ体験を。SUBARUのサウンドインターフェースが、クルマとドライバーの新たなコミュニケーションを生み出すことを目指しています。

STORY 02
UXデザインは蓄積の賜物。だから、日々の気づきを大切に。
UXデザイナーとして欠かせないのは、お客様視点の経験を蓄積し続けること。なぜなら、クルマのUXデザインは、クルマ単体を見つめるだけでは完成しないからです。
だからこそ、私たちはお客様の生活そのものを深く理解する必要があります。普段どんな音を聴き、どんな端末のGUIを使い、どのようなデジタル体験に慣れ親しんでいるのか。こうした日常の感覚を私たち自身が体感し、時代と調和するUXを考案することが求められます。
SUBARUのUXデザイナーは、ただデザインをするのではなく、自ら多彩な経験を積み、視点を増やし続けることを大切にしています。その積み重ねが、より直感的で心地よいUXを生み出し、お客様のドライブ体験をより豊かにしていくのです。