このたび、北米地区で現在販売しているスバルの2014年型レガシィ、アウトバック、フォレスター(いずれもEyeSight装着車)が、IIHS*1(道路安全保険協会)が行う最新の2014年の安全性評価において、最高評価の「トップセイフティピック+」を獲得しました。また、これら3車種は共に、「トップセイフティピック+」受賞の条件である前面衝突予防性能試験において、最高評価である「Superior」も獲得しました。さらに、インプレッサ*2、SUBARU XV クロストレック*3が「トップセイフティピック」を獲得しました。
今回受験した全ての車両の内、EyeSightを装着したレガシィ、アウトバック、フォレスターのみが、前面衝突予防試験(試験速度: 約20km/h、約40km/h)において、衝突を回避しました。また、3車種全てが「Superior」評価車中、最高となる6ポイントを獲得しました。
EyeSightは、世界で初めてステレオカメラのみで、歩行者、自転車をも対象としたプリクラッシュセーフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステムで、2008年5月の日本での発売以来、お客様から高い評価をいただいてきました。EyeSight(ver.2)は、自動ブレーキによって車両を減速・停止させ、前面衝突の回避または衝突被害の軽減を図ります。
IIHSは今回から新評価方法を導入しました。従来は、「トップセイフティピック」を受賞するにはフロント、サイド、リヤ、そしてロールオーバー(車両転覆)時の安全評価すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせたクルマとして、最高の「Good」を獲得することが条件となっていましたが、今回から、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得することが受賞条件として追加されました。さらに、最高評価である「トップセイフティピック+」を受賞するには、これらの条件を満たした上で、前面衝突予防評価において「Basic」、「Advanced」、「Superior」のいずれかを獲得する必要があります。
スモールオーバーラップ試験を「トップセイフティピック」基準に統合することで、IIHSは「トップセイフティピック+」により、衝突時の乗員保護だけでなく、追突事故の防止もしくは被害軽減も可能な、より高い安全性能を提供する自動車メーカーを表彰しています。前面衝突警報システムと自動ブレーキを備えた前面衝突予防機能は、運転車の不注意による追突事故回避を目的としています。
富士重工業は、ブランドステートメントである"Confidence in Motion"を通じて、スバルならではの「安心と愉しさ」の提案を掲げています。この「安心と愉しさ」を支える重要な要素である「安全」を、ALL-AROUND SAFETYの考え方の基に、アクティブセイフティ、パッシブセイフティ、プリクラッシュセイフティの各技術進化により実現していきます。
*1 Insurance Institute for Highway Safety: 米国保険業界の非営利団体 *2 WRXを除く2014年型 *3 日本名: SUBARU XV
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