本日、当社の元社員が滋賀県警より業務上過失傷害容疑で書類送検されたことは、誠に残念なことと考えております。
　今後につきましては、当局のご判断に委ねたいと考えております。

　この事件につきましては、特に被害者の方には、当社として誠意をもって対応させていただいております。
　当社では、ただちに平成8年11月、リコールを届け出て対策に取り組み、ユーザーの皆様にもご協力いただいた結果、対象車1,252台の内、当該事故車および登録抹消済車の計2台を除き、全て対策を完了しています。

　この事故に端を発し、平成9年11月、当社は、運輸省より行政処分を受け、これにともない、人事の刷新、全役員の減俸を実施したうえで、品質管理組織の設置・強化、市場不具合に対する審議機関の強化、そして内部監査組織の充実・強化を図りました。更に、社員教育の強化、納入部品の品質総点検、サービス部門等の強化などを実施し、加えて、全スバルユーザーを対象に、事態のお詫びと入庫を促進するＤＭを送付し、リコール対策とともに15項目の無料点検を実施させていただきました。

　当社では、これらの諸活動を通じ、品質改善の徹底と再発防止ならびに信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいりましたが、今後も、全社一丸となってお客様に信頼される車造りに取り組み、更に一層の努力をいたす所存であります。