news.gif

平成11年1月13日

ご参考

スバル特約店3社がポルシェ車の販売を開始

 富士重工業(田中 毅社長)のスバル車を扱う国内の特約店で新たに3社がポルシェ車の販売を開始する。これにより、ポルシェ車を販売するスバル特約店は計5社となる。

 今回、ポルシェ車の販売を開始するのは、岐阜地区、埼玉地区、福岡地区でそれぞれスバル車を扱っている岐阜スバル自動車(株)(加納 静男社長、岐阜県岐阜市)、埼玉スバル自動車(株)(吉澤 功社長、埼玉県与野市)、福岡スバル自動車(株)(山口博之社長、福岡市博多区)の3社。ポルシェジャパン(株)(黒坂 登志明代表取締役、東京都目黒区)が輸入したポルシェ車の販売・アフターサービスを岐阜スバル自動車が本社ショールームで今年4月に、埼玉スバル自動車と福岡スバル自動車が専用ショールームで平成11年度上期中に開始する予定。

 富士重工業は、昨年1月に、ドイツのスポーツカーメーカーであるポルシェ社(ヴェンディリン・ヴィーデキング社長、ドイツ・シュトウットガルト市)と日本国内における販売・アフターサービスについて協力することで合意。昨年9月には、第一号として(注)、東京地区のスバル特約店である東京スバル自動車(株)(高久 宏社長、東京都文京区)が、同社の杉並営業所にポルシェセンター浜田山をオープン、これまでに18台を販売(12月末、受注ベース)しているが、既存ポルシェ車販売網の空白地域についても、取り扱い営業所の追加が図れるよう検討していた。

 富士重工業では、昭和41年5月に発売した同社初の本格的登録車である「スバル1000」に 水平対向エンジンを採用。現在の主力登録車である「レガシィ」、「インプレッサ」、「フォレスター」にも同エンジンは搭載されており、特に同社独自の4WDシステムとの組み合わせがもたらす「走り」の性能の高さは、WRC(世界ラリー選手権)でも実証されている。一方、ポルシェ社も、昭和24年に発売された「ポルシェ356」より、現在好評の「ボクスター」ならびに最新鋭モデルである「911シリーズ」にいたるまで、水平対向エンジンを採用している。そして、ル・マン24時間耐久レース(フランス)等で実証された「走り」の性能の高さは、有名である。

注.富士重工業とポルシェ社が販売協力で合意する以前、昭和50年より、静岡地区のスバル特約店である静岡スバル自動車(株)(野中 雅生社長、静岡県清水市)が独自にポルシェ車を扱っている。

BACK