富士重工業 自動車の部品センター機能を集約
~スバル太田部品センター稼動~
富士重工業(田中 毅社長)は、このたび、これまで「スバル部品センター」(埼玉県大宮市)で行っていた自動車の補修部品・用品の管理・出荷業務である部品センター機能を、同社の関係会社である桐生工業(株)(高橋三雄社長、群馬県桐生市)が運営する「スバル太田部品工場」(群馬県太田市)に集約し、これらの業務を全面的に桐生工業に委託した。
桐生工業では、これにともない、平成8年8月以来、約60億円を投じ「スバル太田部品工場」の増築工事を実施していたが、本日11時30分より、富士重工業の松崎副社長ら関係役員出席のもと、竣工式を実施した。
富士重工業では、同工場を「21世紀にふさわしい部品用品の総合物流センター」として、「スバル太田部品センター」と呼ぶ。同社では、今回、自動車の補修部品・用品の管理・出荷業務を一元化し、能力を向上させたことにより、(1)物流の合理化、(2)生産性の向上、(3)供給サービスの迅速化によるCS(顧客満足度)の向上などを図る。
「スバル太田部品センター」は、大物部品工場と今回の増築工事にて新設した中小物部品工場、新大物部品工場、高層自動倉庫などを備え、大物部品、中小物部品いずれも受け入れから保管までを分離し、動線がまじわらないような配置としている。また、工程管理等の現場での電算処理業務を従来のホスト集中型からクライアントサーバシステムとして新たに構築、ホストの稼動時間に左右されないフレキシブルな運用を可能としている。
富士重工業では昭和44年11月より、「スバル部品センター」を運営していたが、平成6年4月より、同センターの業務の一部である板金部品をはじめとする大物補修部品などの管理・組立・出荷業務を桐生工業が運営する「スバル太田部品工場」に委託し、これらの2拠点を中心に部品センター業務を行っていた。
【参考 :「スバル太田部品センター」について】 |
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・ | 正式名称 | : | 桐生工業(株)スバル太田部品工場 | ||
・ | 所 在 地 | : | 群馬県太田市朝日町6番地 | ||
・ | 敷地面積 | : | 118,300m2 | ||
・ | 延床面積 | : | 77,700m2 |