news.gif

平成10年3月16日
富士重工業 米国でのスバル新車販売累計300万台を突破

 富士重工業(田中 毅社長)は、3月12日(現地時間)をもって、スバル車の米国市場における新車販売累計台数が300万台を突破、3,000,123台(小売台数、速報ベース)となった。昭和43年2月に軽自動車スバル360で米国市場に進出以来、約30年での記録達成となる。

 販売実績を見ると、昭和43年に、当初年間300台レベルでスタートしたものが、昭和53年に初めて年間10万台を突破。累計販売台数も、昭和54年12月には50万台、昭和58年11月には100万台、そして平成元年3月には200万台を突破している。車種別に見た場合、最も販売台数が多いのはレオーネで189万台となっており、続いてレガシィ63万台、インプレッサ13万台となっている。

 最近においては、平成7年夏に本格的に市場へ投入したレガシィのアウトバックが「スポーツユーティリティワゴン」として好評であり、レガシィの販売台数中約6割、全スバル車販売台数で見ても約4割を占めている(平成9年)。また平成元年より米国製レガシィを投入、当初現地生産車の占める割合は、全スバル車販売台数の内3割、レガシィの内4割程度であった(平成2年)が、現在では全スバル車販売台数の内7割、レガシィにいたっては全数が現地生産車となっている(平成9年)。

 富士重工業は、昭和43年2月、スバル・オブ・アメリカ(略称:SOA、米国ニュージャージー州、藤木 康男会長)と販売契約を締結し、本格的に米国市場に進出、今年、30周年を迎えている。また昭和62年3月には同社の米国での生産拠点としてスバル・いすゞ オートモーティブ インク(略称:SIA、米国インディアナ州、前田 齊(ヒトシ)社長)を設立、平成元年9月よりレガシィを生産、平成5年11月より、米国で販売するレガシィは全てSIA製としている。そして平成6年以降、水平対向エンジン+4WDといった同社独自のシステムの特徴を前面に押し出したマーケティング戦略を本格的に展開、米国内では4WD車だけを取り扱い、「すべての天候・路面で安全に運転を楽しめるAWD(All Wheel Drive(全輪駆動))」を訴求し、レガシィアウトバックならびに昨年夏投入したフォレスターが好評である。

注.スバル・オブ・アメリカならびにスバル・いすゞ オートモーティブインクの代表者名は、いずれも現在のもの。

lega.gif 

back.gif