協力の内容は、ポルシェジャパン(株)(黒坂 登志明代表取締役、東京都目黒区)が輸入したポルシェ車の日本国内での販売・アフターサービスを、スバル特約店で行なうというもの。これにともない、今年6月より、東京地区のスバル特約店である東京スバル自動車(株)(高久 宏社長、東京都文京区)の杉並営業所を含め全国数ヶ所の営業所が、これまでのスバル車に加え、ポルシェ車を扱う。今後、既存ポルシェ車販売網の空白地域についても、取り扱い営業所の追加が図れるよう検討していく。
富士重工業では、今回の販売・アフターサービスでの協力を契機に、ともに水平対向エンジンを扱うメーカーとして、技術的な協力への発展につながることを期待している。
富士重工業では、昭和41年5月に発売した同社初の本格的登録車である「スバル1000」に水平対向エンジンを採用。現在の主力登録車である「レガシィ」、「インプレッサ」、「フォレスター」にも同エンジンは搭載されており、特に同社独自の4WDシステムとの組み合わせがもたらす「走り」の性能の高さは、WRC(世界ラリー選手権)でも実証されている。一方、ポルシェ社も、昭和24年に発売された「ポルシェ356」より、現在好評の「ボクスター」ならびに最新鋭モデルである「911シリーズ」にいたるまで、水平対向エンジンを採用している。そして、ル・マン24時間耐久レース(フランス)等で実証された「走り」の性能の高さは、有名である。
【ご参考:各社の概要】 1.ポルシェ社
2.ポルシェジャパン(株)
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