2013年のSUBARUモータースポーツ活動計画について
富士重工業と同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社*1は、2013年のSUBARUモータースポーツ活動について、次のように概要を発表しました。
*1: スバルテクニカインターナショナル(株)(代表:唐松洋之、東京都三鷹市、略称:STI)
■SUPER GTシリーズ
日本国内で最もポピュラーなカテゴリーであるSUPER GTシリーズに、今シーズンも「SUBARU BRZ GT300」で出場します。STIが設計・組上げを担当したこの車両は、2.0リットルBOXERターボエンジンをフロントに搭載し、量産車と同様のFRレイアウトを採用しています。チーム運営は、「R&D SPORT」(代表:本島伸次、神奈川県平塚市)が担当します。STI総監督には引き続きSTIモータースポーツプロジェクト室長の辰己英治が就きます。また、ドライバーも2012年シーズン同様の山野哲也選手、佐々木孝太選手の2名を起用。2年目の本年は、車両に、空力、シャシなどに改良を加え更なる競争力向上を図るとともに、早期のクラス優勝とシリーズ優勝を目指します。
■ニュルブルクリンク24時間レース
6年連続の挑戦となるニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ、5月17日~20日)に、WRX STI 4ドアをベースにパフォーマンスアップした車両で出場します。STIは、2011年と2012年のSP3Tクラスでクラス優勝を果たしており、本年は三連覇を目指しています。さらなる低重心化などにより競争力を高めた車両は、4月に現地で行われる耐久レース(VLNシリーズ)に出場してセットアップを行い、5月19日・20日の24時間レース決勝に臨みます。車両開発およびチーム運営を統括するチーム総監督は辰己、ドライバーは、吉田寿博選手、佐々木孝太選手に欧州のドライバー2名を加える予定です。また、これまで同様に全国スバル特約店から選抜されたサービスマンをチームクルーとして派遣します。
■FIA主催の国際ラリー選手権シリーズについて
本年より新たに発足するFIA世界ラリー選手権2(WRC2)やインターコンチネンタルラリーチャンレンジ(IRC)と統合した新たなヨーロッパラリー選手権(ERC)に参戦するドライバーへの支援についてはこれまでと同様の支援計画を予定しています。決定次第順次公開していきます。