富士重工業 2011年3月期 第3四半期連結業績の概要
<2011年3月期 第2四半期累計期間業績:連結売上高>
スバルの国内販売は、商品力強化とエコカー補助金の効果により第2四半期まで好調に推移したものの、エコカー補助金終了以降の反動減により、前年同期比99.4%の118,161台となりました。
一方、海外販売は発売2年目のレガシィ、発売3年目のフォレスターを中心に引き続き好調に推移し、北米、中国をはじめとした全市場で前年実績を越える販売となり、同132.8%の369,814台、全世界合計の販売台数は同122.8%の487,975台となりました。
この結果、連結売上高は為替の円高による影響などがあったものの、同116.1%の1兆1,746億円となりました。
<2011年3月期 第3四半期累計期間業績:連結損益>
営業利益は、スバルの海外販売での台数増加により売上構成が大きく改善し、さらにグループ全体での諸経費低減ならびに原価低減努力により、為替の円高による影響や試験研究費増などの減益要因をカバーし、前年同期比18.9倍となる735億円となりました。
経常利益は同41.6倍の748億円、純利益は同736億円増益の584億円となりました。
なお、今回の業績はスバルの海外および全世界の販売台数、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに第3四半期累計期間として過去最高です。*1
<2011年3月期 通期連結業績見通し>
通期業績見通しは、スバルの海外販売台数増加による売上構成の大幅な改善と諸経費低減、原価低減努力等により、為替の円高による影響や試験研究費増などの減益要因をカバーし、前年同期比で大幅な収益増になる見通しです。こうした状況に鑑み、2011年3月期通期の業績予想は2010年11月2日に公表した内容を見直し、全世界合計販売台数663千台、売上高1兆6,000億円、営業利益850億円、経常利益840億円、当期純利益630億円に上方修正します。
今回の上方修正により、今期を最終年度とする現中期経営計画の収益目標である営業利益800億円、営業利益率5%レベルを達成する見込みとなります。
2010年11月2日公表 通期連結決算業績予想
全世界合計販売台数659千台、売上高1兆5,900億円、営業利益700億円、経常利益680億円、当期純利益500億円
*1 四半期決算を集計し始めた2005年3月期以降の過去最高