富士重工業 2011年3月期 第2四半期連結業績の概要
<2011年3月期 第2四半期累計期間業績:連結売上高>
スバルの国内販売は、新型アイサイトをレガシィに搭載する等の商品力強化とエコカー補助金の効果により登録車、軽自動車共に好調に推移し、前年同期比111.5%の88,503台となりました。
一方、海外販売は昨年発売したレガシィと発売から3年目となるフォレスターを中心に、北米、中国をはじめとした全市場で前年実績を超える販売となり、同148.6%の242,663台、全世界合計の販売台数は同136.4%の331,166台となりました。
この結果、連結売上高は為替の円高による影響などがあったものの、同126.5%の8,040億円となりました。
<2011年3月期 第2四半期累計期間業績:連結損益>
営業利益は、スバルの全世界での販売台数増加により売上構成が大きく改善し、さらにグループ全体での諸経費低減ならびに原価低減努力により、為替の円高による影響や、試験研究費増などの減益要因をカバーし、前年同期比688億円増益の573億円となりました。
経常利益は同707億円増益の588億円、純利益は同663億円増益の446億円となりました。
なお今回の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに第2四半期累計期間として過去最高です。*1
<2011年3月期 通期連結業績見通し>
通期業績見通しは、上期に売上構成の改善等により大きく収益増となり、引き続きスバルの海外販売は増加を見込むものの、下期は国内販売でエコカー補助金終了による反動減を、また国内外で販売費、一般管理費等の増加を想定します。さらに為替が一層の円高基調にあることから、引続き原価低減等のコスト削減を進めるものの、下期の業績は前年対比で減益となります。
2011年3月期通期の業績予想は、2010年5月7日に公表した内容を見直し、売上高1兆5,900億円、営業利益700億円、経常利益680億円、当期純利益500億円に変更します。
※2010年5月7日公表 通期連結決算業績予想
売上高1兆4,700億円、営業利益430億円、経常利益380億円、当期純利益230億円
*1 上期連結業績を集計し始めた2001年3月期以降の過去最高