2010年4月6日
電動式塵芥収集車「フジマイティーエレクトラ」を発売
~独自開発のパラレル駆動方式を採用し、環境性能と利便性を両立~
富士重工業は、廃棄物の積込みや排出作業を電動で行う塵芥収集車を開発し、4月12日より全国の販売特約店を通じて発売します。
当社は、1991年に国内初となる電動式塵芥収集車を開発・実用化し、その後も次世代電池を採用した電動式塵芥収集車の開発に継続的に取組んできましたが、コストの面で課題があり、市場普及への期待が薄く、低炭素社会実現への貢献度も低いという認識でおりました。
今回発売する電動式塵芥収集車は、2次電池として広く普及していることから次世代電池と比べてコストを抑えられる「シールドバッテリー」を採用することで、塵芥収集車として市場普及を期待できる価格を実現し、低炭素化社会の実現推進に貢献できる商品としました。
廃棄物の収集や排出などの作業は、シールドバッテリーを動力源とした専用モーターで行うため、エンジンを停止させることができ、作業時の二酸化炭素の排出量や消費燃料、騒音などを大幅に削減することが可能です。
さらに、作業中のバッテリー切れなどを考慮して、モーター駆動とエンジン駆動を任意で切り替えることができるパラレル駆動方式の採用や、家庭用コンセント(100Vもしくは200V)からの充電を可能にするプラグイン方式の採用など、環境性能と利便性を高いレベルで両立しています。
尚、今回の電動式塵芥収集車については特許を出願中です。
富士重工業は、社会の期待や信頼に応えるべく、今後も豊かな社会づくりに貢献していきます。
【フジマイティーエレクトラ】 |
【主要諸元】
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