2009年11月2日

富士重工業 2009年度第2四半期業績の概要

<2009年度第2四半期業績:連結売上高>

 スバルの国内販売は、5月20日に導入した新型レガシィが販売を伸ばしたものの既存車種が落込み、前年同期比84.3%の79,405台となりました。
 一方、海外販売は北米、中国でフォレスターが引き続き好調であると共に、北米で8月から本格的に販売を開始した新型レガシィも販売台数を伸ばしましたが、ロシアが大きく減少し、その他市場の減少と合わせて、同86.7%の163,329台、全世界合計の販売台数は同86.0%の242,734台となりました。
 この結果、連結売上高は、為替の円高による影響なども加わり同85.4%の6,356億円となりました。

<2009年度第2四半期業績:連結損益>

 営業損益は、スバルの販売台数減少による国内、海外での売上構成の悪化や、為替レートが円高に推移したことなどの減益要因が大きく、グループ全体で諸経費低減、ならびに原価低減に努めましたが、前年同期比298億円減益の114億円の損失となりました。
 経常損益は同300億円減益の118億円の損失、純損益は同261億円減益の217億円の損失となりました。

<2009年度通期 業績見通し>

 スバルの販売では、好調な北米、中国でさらなる販売の伸長をはかり、その他の市場では新型レガシィの販売が本格化することから、より一層の拡販を見込みます。一方、国内外市場での自動車需要の先行き、為替の動向が依然として不透明なことからグループをあげた諸経費削減ならびに原価低減を引続き進めます。
 こうした状況に鑑み、2009年度通期の業績予想は、2009年5月8日に公表した内容を見直し、売上高1兆3,600億円、営業利益10億円、経常損失50億円、当期純損失250億円に変更します。


※ 2009年5月8日公表 通期連結決算業績予想
   売上高1兆3,200億円、営業損失350億円、経常損失400億円、当期純損失550億円