富士重工業 2009年度第1四半期連結業績の概要
<2009年度第1四半期業績:連結売上高>
スバルの国内販売は、5月20日に新型レガシィを導入したものの、本格的な売上への貢献は6月以降となり、新車効果の一巡したフォレスターや軽自動車を含めた既存車種の落込みが大きく、前年同期比76.9%の32,893台となりました。
一方、海外販売ではフォレスターが北米、中国で引き続き好調でしたが、世界的な景気後退の影響から欧州、ロシア、豪州などの落込みが大きく、合計では前年同期比78.9%の67,266台、全世界合計の販売台数では同78.3%の100,159台となりました。
この結果連結売上高は、為替の円高の影響等も加わり前年同期比79.5%、698億円の減収となる2,713億円となりました。
<2009年度第1四半期業績:連結損益>
営業利益は、販売台数減少による国内・海外での売上構成の悪化や、為替レートが円高に推移したことなどの減益要因が大きく、国内販売での販売特約店再編などによる諸経費削減、ならびに原価低減に努めましたが、前年同期比261億円減益の197億円の損失となりました。
経常利益は前年同期比266億円減益の195億円の損失、純利益は同207億円減益の193億円の損失となりました。
<2009年度業績予想 見通し>
これまでのところ自動車需要が低迷する米国市場では、新型レガシィ導入前であるものの、フォレスター、インプレッサを中心に、ほぼ前年並みの販売を維持し順調に推移しています。さらに国内市場においても発売後2ヶ月で目標の約2倍の受注を記録するなど、好調な新型レガシィを第2四半期以降にグローバルで販売を開始する予定です。しかしながら2009年度の業績予想については、国内外市場で自動車需要の先行き、および為替、原油、資源価格等の動向についても不透明であることから、上期、通期業績ともに期初予想値を変更せず、計画の達成に向けて取り組んでいきます。
※通期連結決算予想:売上高1兆3200億円、営業損失350億円、経常損失400億円、当期純損失550億円