2008年11月25日
ご参考

富士重工業、郵便事業株式会社の環境対応車両実証実験へ協力

 富士重工業は、12月2日から約1年間の期間で予定されている郵便事業株式会社の環境対応車両実証実験に協力し、富士重工業が開発中の電気自動車「スバル プラグイン ステラ コンセプト」を一台、提供することとなりましたので、お知らせいたします。

 実証実験は、電気自動車を郵便集配業務用車両として活用する際の、荷物積載時の走行能力や集配業務における運行性能を検証することを目的としています。そのニーズに合わせ、当該車を4人乗りの乗用車から後部座席を外し貨物車に改造するとともに、さらに集配業務の効率を配慮して荷室に棚を設置しました。
 なお、提供する車両は、本年7月に北海道で開催された洞爺湖サミットにおいて、メディアセンターなど会場周辺と近隣郵便局間の郵便物の集配に供されたものと同一の車両です。

 富士重工業は、将来の環境負荷低減のために大容量リチウムイオンバッテリーを用いた次世代電気自動車の研究開発に取り組んでいます。これまでに東京電力、神奈川県とともに40台の電気自動車を実際の交通環境の中で活用するなど実証実験を進めており、2009年の商品化を目指しています。

【プラグイン ステラ コンセプト“JP仕様”主要諸元】

スバル プラグイン ステラ コンセプト“JP仕様”

全長×全幅×全高 3,395㎜×1,475㎜×1,660㎜
車両重量 1060㎏
乗車定員 2名
最大積載能力 350kg
最高速度 100㎞/h
一充電航続距離 約80㎞(実走ベース)
モータ種類 永久磁石式同期型
最高出力 40kw
最大トルク 150N・m
駆動方式 前輪駆動
電池種類 リチウムイオンバッテリー
総電圧 346V
総電力量 9kWh