2008年9月16日
富士重工業株式会社
三菱航空機株式会社

富士重工業、次世代リージョナルジェット機「MRJ」の設計に協力
技術者4名を三菱航空機に派遣

 富士重工業株式会社(以下富士重工業)と三菱航空機株式会社(以下三菱航空機)は、日本初のジェット旅客機となる次世代リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」プロジェクトに対し、富士重工業が技術支援を行うことを合意、富士重工業から三菱航空機に技術者を派遣する。

 富士重工業の航空宇宙カンパニーから三菱航空機に派遣される技術者はリーダークラス4名。この派遣は三菱航空機からの要請に基づくものであり、技術者は、本日から約2年の予定で富士重工業から三菱航空機に出向する。技術者4名ともMRJの構造グループに合流、これまで富士重工業の航空機開発で培われた能力を発揮し、プロジェクト推進の一翼を担うことを期待されている。

 MRJは、三菱重工業がこれまで防衛・民間航空機分野で数多くの開発・製造を行うことで培ってきた、世界最先端の航空機開発・製造技術力をベースに三菱航空機が開発する、世界最高レベルの運航経済性と客室快適性を兼ね備えた70~90席クラスの次世代リージョナルジェット機。リージョナル機として初めて複合材を本格的に採用、新型エンジンの搭載や最先端の空力設計などにより、燃費の大幅な低減を実現、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献し、2013年の初号機納入を目指している。