2006年5月11日

スバルの水平対向2.5Lターボエンジンが
「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2006」の部門賞を受賞

富士重工業は、スバル インプレッサ、フォレスターに搭載の水平対向2.5Lターボエンジンが、イギリスのエンジン専門誌「エンジン・テクノロジー・インターナショナル」が主催する「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2006」において、『2.0L~2.5L』部門賞を受賞したと発表した。

この賞は、1999年から設けられているもので、評価するエンジンに対しての運転時の印象や技術特徴、性能、燃費、洗練さなどを勘案して、世界29カ国の著名ジャーナリスト61人の投票により選ばれるもの。排気量別8つの部門賞と、その中から選ばれるグランプリとしての「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」、そして3つの特別賞が設定されている。
スバルのエンジンが受賞したのは今回初めて。また水平対向エンジンの受賞も初めてとなる。

今回『2.0L~2.5L』部門賞を受賞した水平対向2.5Lターボエンジンは、現在、欧州や北米、オーストラリアなどで販売されているスバル インプレッサとスバル フォレスターに搭載されているほか、同社がサーブ社に供給している北米市場向けサーブ9-2Xにも搭載されている。 2006年に導入したモデルにおいて、エンジンの大幅改良を施し、2次エアーシステムの新規追加と燃焼室形状の改良、エンジン制御の改良により環境性能を向上するとともに、排気圧力の損失低減およびシリンダーヘッド内の冷却水通路の改良により低速域のレスポンス向上と最大出力向上の両立を実現しており、こうした点が高く評価されての受賞となった。

【水平対向2.5Lターボエンジンの概要<欧州仕様>】

形式・種類: EJ25 水平対向4気筒2.5LDOHC16バルブ ターボガソリンエンジン
内径×行程: 99.5mm×79.0mm
総排気量: 2,457CC
圧 縮 比: 8.4
最大出力 (ネット): 169kW (230PS)/5,600rpm
最大トルク(ネット): 320Nm(32.6kgfm)/3,600rpm
燃料供給装置: 電子制御燃料噴射装置(マルチポイント・インジェクション)