富士重工業 スバル特約店メカニックチームの2006年ラリー活動について

富士重工業は、国内スバル特約店のサービスメカニックで構成される「スバルラリーチームジャパン（以下SRTJ）」の2006年の活動について発表した。

SRTJは、国内スバル特約店メカニックの技術力および意欲の向上、リクルート活動強化を目的に、1990年から活動しているもので、毎年全国の第一線で活躍する優秀メカニックから十数名を選抜しラリーチームを結成、プロラリードライバーを招聘し世界ラリー選手権（WRC）にスポット参戦しているもの。これまで、サファリ、ニュージーランド、オーストラリア、日本など世界各地のWRCに出場し、クラス優勝7回、後に日本人初の四輪FIA（国際自動車連盟）世界チャンピオンとなった新井敏弘選手の起用など数々の実績を築いている。

今年2006年は、昨年および一昨年と同様、9月に北海道で開催が予定されているWRC第11戦「ラリージャパン」に出場するとともに、4月から始まる全日本ラリー選手権にも出場することを決めた。これは、継続的な活動を通じて、メカニックの訓練、ラリー競技車両の性能改善、さらに広報宣伝活動による認知向上を図るためである。

また、全日本ラリー選手権出場による活動が増えることへの対応として、これまでスバル特約店の一社である東京スバル（代表取締役社長：塚原 穰）が行っていた全日本ラリー選手権への参戦活動*をSRTJの活動に統合する。東京スバルの従来の運営体制をそのまま引き継ぎ、そのノウハウを活用することとした。

3月下旬に選抜された今年のチームメカニック14名は、4月から始まる全日本ラリー選手権の中に5戦にメカニックとして数名づつ、9月1日～3日に予定されているラリージャパンには全員が、参加する。 参加車両はスバル インプレッサWRX STI specCグループN仕様で、全日本ラリー選手権は1台、ラリージャパンには2台の参戦を予定している。ドライバーには、過去2年間、SRTJからラリージャパンに参戦し、昨年はグループN部門で6位に入賞している勝田範彦選手を起用する。

【スバルラリーチームジャパン（SRTJ）2006 概要】

＜参加メカニック：14名＞

＜参戦計画＞

〈参考：東京スバル株式会社の概要〉

〈参考：アライモータースポーツ有限会社の概要〉

〈参考：クオシス株式会社の概要〉

〈参考：株式会社ラックの概要〉