2005年3月31日
技術資料制作専門会社
「スバル・インテリジェント・サービス株式会社」を設立
富士重工業は、総合エンジニアリング事業などを手掛ける大興グループ(広島県広島市)と組んで、スバル車のサービスマニュアルをはじめとする各種技術資料制作などを担う合弁会社「スバル・インテリジェント・サービス株式会社」(東京都三鷹市)を設立し、2005 年4 月1 日より業務を開始する。新会社の資本金は40 百万円で、富士重工業が75%、大興が25%出資する。
新会社は、スバル車のサービスマニュアルやオーナーズマニュアルなどのサービス技術資料の制作や海外向け資料制作のための外国語翻訳業務などを主な事業内容とし、富士重工業グループ内の各種マニュアル制作業務における中核としての役割を担う。
近年の自動車には、複雑な電子制御機構を含め新技術が数多く搭載されており、サービスマニュアルなど技術資料の制作には従来以上に高度な専門知識が求められている。また、マニュアルに記載される情報量の増加や情報伝達のスピード化、広域化に伴い、電子媒体による供給が要望されている。
富士重工業は、こうした対応を強化し、アフターサービスでのお客様対応力を向上させるために、電子マニュアルの制作や設計図面情報からのイラスト化、文書化などのノウハウを持つ大興グループと連携することを決めたものである。新会社は、各種技術資料の制作過程を一貫して総括的に手掛けることにより、その品質を高め利便性を向上させるとともに、制作コストの削減にも対応していく。
大興は、傘下に業態ごと7 つの事業会社を持つ持株会社。技術資料制作、翻訳のほか、部品の開発・設計、技術者派遣、知的財産関連のサービスなど、自動車や産業機械関連のメーカーへの幅広い支援業務を展開している。
【新会社の概要】
社名: | スバル・インテリジェント・サービス株式会社 |
所在地: | 東京都三鷹市大沢3-9-6(富士重工業 東京事業所内) |
設立: | 2005 年3 月1 日 |
資本金: | 40 百万円 |
出資比率: | 富士重工業75%、大興25% |
代表者: | 前田 正弘 |
従業員数: | 19 名(出向者4 名) |
事業内容: | サービスマニュアル等の各種サービス技術資料の制作および外国語翻訳、ソフトウェアの開発・販売 |
【大興の概要】
社名: | 株式会社大興 |
所在地: | 広島県広島市中区宝町4-28 |
設立: | 1984 年4 月1 日 |
資本金: | 82.75 百万円 |
代表者: | 濱本 義則 |
従業員数: | 618 名(2004 年3 月1 日現在グループ8 社合計) |