2004年12月24日

新型軽乗用車

スバル R1(アールワン)を発売

富士重工業(竹中 恭二社長)は、新型軽乗用車スバル R1を本日発表し、2005年1月4日より全国スバル特約店を通じ一斉に発売する。

今回発売するスバル R1は、2名乗車を基本とした、パーソナルカーとしての合理的なパッケージングを特長とする3ドアの軽乗用車である。優れた燃費性能、高次元の衝突安全性能、スタイリッシュなデザインと高い質感、快適で機能的な室内空間、そして必要時には4名乗車も可能なシートレイアウトを実現している。
エクステリアは、流れるように滑らかなシルエットを持ち、衝突安全性能にも優れるワンモーションフォルムを採用した。インテリアは、レッド&ブラックのツートーンカラーの内装色と、特長的なデザインのメーターなどを採用することにより、スポーティさを演出している。
また、660cc直列4気筒DOHC AVCS(可変バルブタイミング)自然吸気エンジンとオートマチックトランスミッションi-CVTの組み合わせにより24.0km/L(10-15モード燃費・2WD車)というクラストップレベルの低燃費と実用域における優れた走行性能を両立させ、国土交通省平成17年基準排出ガス50%低減レベル、および平成22年度燃費基準+5%を達成している。

「R1」(アールワン):スバルのミニカーを表す記号として「R」を使い、共通性を持たせた。また、「R2」とのコンセプトの違いと
大きさの違いを「1」と「2」で表している。

スバル R1 R
(レザー&アルカンターラセレクション、2灯式HID、濃色ガラスはメーカー装着オプション)

【商品の主な内容】

1.デザイン/パッケージング

パーソナルユースに特化し、軽自動車の枠にとらわれず、前席の乗員スペースを重視したパッケージングとパーソナルカーとしての最適なサイズを選択。
フロントフードからルーフ後端まで卵型のように流れるボディシルエットや、張りのあるボディ曲面形状により、躍動感のある洗練されたフォルムを実現。
航空機をモチーフに採り入れ、スバルのルーツと技術力を表現したスプレッドウィングスグリルを採用。
ホイールアーチを強調したデザイン、クラス最大径となる15インチタイヤ(155/60R15)の採用などにより、安定感のある優れた走行性能を表現。
ボディカラーは、スタイリッシュなフォルムを際立たせる6色を設定。
内装色は、個性の演出を狙い、レッド&ブラックのツートーンカラーを採用。
インストルメントパネルは、エレクトロルミネセントメーターを立体的に配置し、高い視認性とスポーティさを演出。
大人2名乗車と荷室を基本としながら、多彩なシートアレンジを備える2+2シーターパッケージ。
高い質感とスポーティさを演出するため、本革/アルカンターラ*を組み合わせたシート表皮などを採用した「レザー&アルカンターラセレクション」を、メーカー装着オプションで設定。
*:アルカンターラは東レ株式会社のスエード調人工皮革。

2.安全性

前面衝突による衝撃を効率的に吸収できるワンモーションフォルムを採用。
新環状力骨構造ボディの採用により、高剛性と軽量化を両立。
フロント・リヤフレームを高い位置にストレートに配置し、自車より大きな車と衝突した際に受ける衝撃を軽減。
前面衝突時に、ドライバーの下肢傷害を低減するセイフティペダルを採用。
後面衝突の際、頭部をしっかり受け止め、頚部へのダメージを軽減する高剛性ヘッドレストを前席に装備。
シートベルトに、肩と腰をしっかりと拘束するダブルプリテンショナーを採用し、高い乗員保護性能を実現。
EBD(電子制御制動力配分システム)&ブレーキアシスト付ABSを標準装備。
ISO FIX方式チャイルドシートへの対応と、より確実な固定を可能とするテザーアンカーを装備*。

*:R1用として認可を受けたチャイルドシートのみ使用可能。使用には、ISO FIX専用ベースシートセットが必要。

3.走行性能

・実用域における走行性能と燃費を重視した直列4気筒DOHC16バルブAVCS付自然吸気エンジンを搭載。
・サスペンションには、4輪独立懸架式を採用し、しなやかな走りを実現。

4.環境性能

電子制御スロットルやAVCSの採用とi-CVTの組み合わせにより、「力強く、スムーズな走り」と「優れた燃費性能」を高次元で両立。
ビスカス式フルタイムAWD(All Wheel Drive)は、トランスファーを軽量・コンパクトな構造とするとともに、リヤデファレンシャルユニットには、軽量・高剛性のアルミケースを採用するなど、2WD比の重量増を抑制し、燃費性能の向上に貢献。
国土交通省平成17年基準排出ガス50%低減レベル、平成22年度燃費基準+5%に適合。
i-CVTとエンジンの協調制御により省燃費走行と心地よい加速を両立させるとともに、経済性走行状態をメーター内に表示し、ドライバーに燃料消費の少ない運転を促進させるInfo-ECO機能を採用。

5.機能性

左右ドアは、ドアヒンジを前傾させ、上部の開口スペースを広くとり、優れた乗降性を実現。
最適なドライビングポジションを設定できるダイヤル式シートリフター。
助手席は、シートバックを中折れ式とし、背面をテーブルスペースとして活用できるよう設計。
さらに、リヤラゲッジデッキと同じ高さに設定したことにより、長尺物も搭載可能。
リヤのラゲッジ荷室床面下部に、深さ20cmのサブトランクを装備。

【販売計画】

800台/月

【メーカー希望小売価格<消費税含む>】( )は消費税含まず

(単位:円)   
車種 価格 ボディ色
スバル R1
2WD i-CVT 1,260,000 (1,200,000)
<1,233,750 (1,175,000)*2>
チタニウムグレー・メタリック
アメジストグレー・メタリック
トパーズイエロー
シルキーホワイト・パール*1
ベリーレッド・メタリック
オブシディアンブラック・パール
AWD 1,369,200 (1,304,000)
<1,342,950 (1,279,000)*2>
注) i-CVT:フル電子制御自動無段変速機 2WD寒冷地仕様は、5,250円高(消費税含む)
全車デュアルSRSエアバッグを標準装備
*1 シルキーホワイト・パール:15,750円高(消費税含む)
*2 オーディオレス仕様車

なお、商品についてのお問合わせは、最寄りの販売会社、またはSUBARU
お客様センター「SUBARUコール」0120-052215までお願いいたします。