2004年7月8日
富士重工業株式会社 Saab Automobile AB
スバルで知られる日本の自動車メーカー富士重工業と、ゼネラルモーターズ(以下GM)の100%子会社であるスウェーデンの自動車メーカーサーブは、新たに、新型クロスオーバー車の分野で協力しあうことに合意した。 富士重工業とサーブは、昨年日本市場でのスバル販売店を活用したサーブ車販売を開始し、また、本年米国およびカナダ向けに共同開発したサーブ9-2Xを導入しているが、今回のプロジェクトにより両社はさらに協力関係を拡大する。 今回の合意の内容は、富士重工業が現在進めている新型クロスオーバー車のプロジェクトに、サーブのクロスオーバー車の開発を統合するものであり、それぞれのブランドで新商品が市場導入されることとなる。なお、生産は両モデルとも富士重工業の米国生産拠点で行われる。 GM副会長で商品開発を担当するボブ・ラッツ氏は、「富士重工業とサーブという、二つの独創的なブランドの協力関係は、自然な結びつきと考えています。両社の新商品は、スポーティで、かつ高い走行性能を持つという共通項をもちながらも、それぞれのブランドの特長を備えたモデルとして、協力して開発されるのです。」とコメントしている。 富士重工業の竹中 恭二社長は、「GMとのアライアンスを通じて、サーブとの協力をさらに拡大することができるのは、たいへん喜ばしいことです。今回の協力は、スケールメリットや富士重工業の米国生産拠点の活用など多くの利益を生み出しますが、最も大事なことは富士重工業とサーブの両社がともにWin-Winとなることです。」と語っている。 |
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