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2004年5月14日
 

富士重工業 2003年度業績の概要
 

<2003年度業績:連結売上高>
  スバルの売上については、日本市場での新型レガシィの導入や好調な欧州市場の販売台数の伸びに支えられ前年度との比較で増収となっている。
  また、為替レート差および自動車以外のカンパニー部門の売上減などの減収要因があるものの、スバル オブ インディアナ オートモーティブ(以下SIA)のいすゞ車受託生産などの増収要因もあり、総計では前年度実績を671億円上回り、1兆4,394億円と過去最高を記録した。

<2003年度業績:連結利益>
  利益面では、前年度との比較で、為替レート差のほか、米国での厳しい競争による販売費の増加、新型車立ち上げ準備によるSIAの固定費の増加など、諸経費の増加という減益要因があったが、日本市場での新型レガシィ投入効果や原価低減努力などでカバーに努めた。
  営業利益は503億円を確保したが、前年同期比26%減となった。また、経常利益は同3%減の566億円、当期純利益は同15%増、3期連続増益となる386億円となった。

  連結会計期間末(2004年3月末)におけるキャッシュフローは、現金および現金同等物が、1,394億円と2003年3月末比305億円の減少、有利子負債は、同102億円減の3,789億円となっている。また、利益剰余金の増加に加え、今期転換社債が転換されたことによる資本の増加もあり、株主資本比率は2003年3月末比3.0%改善し33.6%となっている。

<2004年度通期予想>
  通期の連結決算見通しは、売上高は過去最高の1兆4,700億円、営業利益は450億円を計画し前年同期比11%減、経常利益は同17%減の470億円、当期純利益は同17%減の320億円を見込んでいる。

  通期予想におけるスバルの状況として、日本では、堅調なレガシィの販売とともに昨年12月に投入した新型軽乗用車R2の販売が一年間を通して実績に寄与するほか、北米では、待望の新型レガシィが6月以降本格的な販売を開始し、下期での収益への貢献を期待している。また、好調な欧州市場、豪州市場でも実績を維持し、全世界トータルでの連結完成車売上台数は、前年同期比14%増の626千台を目標とする。
  収益予想においては、為替状況などを勘案しながらも、原価低減など改善努力も積み重ね、上記の数値を計画している。

 

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