2004年1月29日
富士重工業(竹中 恭二社長)は、このたび本社(東京都新宿区)ならびに東京事業所(東京都三鷹市)において、テュフ・ラインランド・ジャパン株式会社(略称:TÜV(テュフ))より、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得した。 今回認証の対象となった本社には経営企画、人事、総務等の共通部門や自動車営業部門などがあり、また東京事業所にはエンジンやトランスミッションなどのパワーユニット関連の自動車研究開発部門がある。本社および東京事業所では昨年4月にISO14001導入の取り組みを開始して以来、部門間の枠を越え一丸となった活動を進め、9月に本社、10月に東京事業所で予備審査を受審、12月には本審査を受け、今年1月にそれぞれ認証を取得した。 富士重工業では、これまでも、製品・技術開発、リサイクル、そして工場運営などを通じ、広く地球環境問題への取り組みを行ってきた。その一環として、1998年11月には北米の自動車組立工場(部品工場を除く)で初めて、米国の現地生産拠点であるスバル インディアナ オートモーティブ インク(及川 博之社長、米国インディアナ州、略称:SIA)において、国内事業所に先駆けてISO14001の認証を取得している。国内主要事業所では、1999年3月に自動車部門の群馬製作所(群馬県太田市他)、同年5月に産業機器部門の埼玉製作所(埼玉県北本市)、さらに7月には、航空宇宙部門とエコテクノロジー部門がある宇都宮製作所(栃木県宇都宮市、愛知県半田市の半田工場を含む)において認証を取得している。 すでに、当社は国内の全製造拠点において、廃棄物の再資源化と自社焼却炉の停止、焼却灰排出ゼロを実現する活動に取り組み、“ゼロエミッション”を達成している。また、2002年9月には群馬製作所矢島工場で天然ガスコージェネレーションシステム※を導入した。これにより、同工場のCO2排出量は1990年に比べて16%削減し、本システムによるNOx排出量は、群馬県規制値の70ppmに対して10ppm以下の排出量に抑える効果を発揮している。
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