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2003年6月24日

 
 
富士重工業 「2003環境報告書」を発行
 
 

 富士重工業(竹中 恭二社長)は、このたび2002年度の環境保全に係わる活動実績をまとめた「2003環境報告書」を発行した。 同社は昨年5月、環境ニューボランタリプラン「環境保全取り組み計画(2002年度~2006年度)」を公表し、商品の開発から調達、生産、使用、廃棄にいたるすべての段階で環境負荷低減の活動を展開している。環境報告書はその活動状況をまとめた年次報告書として2000年以降継続的に発行している。

 
 「2003環境報告書」は、A4版60ページからなり、今回の主な内容は下記の通り。

1.環境マネジメント
   富士重工業は独自の環境監査システム「環境リスクアセスメント」、「環境パフォーマンス評価制度」を導入し、環境リスクの低減、環境パフォーマンスの向上に努めている。環境会計においては、環境省の環境会計ガイドラインを基本とした当社独自の算定方法により算出し、2002年度の環境保全コストについては260億円(前年度254億円)、経済効果は12億円(同10億円)であった。
(金額は億円未満を四捨五入)
2.商品
   スバル車の約8割(工場出荷台数ベース)が2010年度燃費基準を達成したこと、レガシィB4「CNG」を限定的ながら市場導入したことなどを紹介。また、自動車部門以外では、エコテクノロジーカンパニーが六本木ヒルズに納入した高層ビル用ゴミ分別搬送システム「ヒュー・ストン」などを紹介している。
 
3.生産過程
   2002年度はエネルギー消費量削減や群馬製作所矢島工場の天然ガスコージェネレーションシステムの導入などにより、CO2排出量を前年度に対して3.7%削減(対1990年度9.9%減)。また、廃棄物発生量は、リサイクル処理が進み、前年度に対して62%削減。(対1990年度99%減)
(廃棄物発生量・・・自社焼却廃棄物量+外部中間処理廃棄物量+直接埋立廃棄物量)
4.リサイクル
   自動車リサイクル法が2002年7月に公布され、ますます自動車メーカーの対応が求められる中で、同社の設計から廃棄にいたる各段階で従前から継続してきたリサイクルへの取り組みと、特に設計段階の強化策について詳しく紹介。また、使用済み自動車の処理については同社の独自の研究を紹介している。

 

 これらの内容のほか、北米環境委員会設立や、環境負荷が多いとされる製造・輸送に携わる国内の関係会社7社の活動、スバル販売特約店で初めてISO14001を取得した千葉スバル自動車㈱の活動などを紹介している。

 なお、報告書の内容は、6月25日以降インターネットのホームページで全文を掲載するほか、希望者には無償配布を行う。

 
環境報告書の問合せおよび申込先:
    富士重工業 環境総合推進室 TEL 03-3347-2036 FAX 03-3347-2530

 

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